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明治安田生命J1リーグ第15節 大分戦 前々日監督会見

136月

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本日6月13日(木)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第15節の大分トリニータ戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。


風間八宏監督


―この2週間は足元を見つめ直す作業を行ってきました。それを受けた現状までの仕上がりはいかがですか?

だいぶ変わってきていると思うね。それはずっと言い続けていることなので。行ったり来たりはすると思う。でも、その中で時間が空いた時こそ、本当に大切なことをもう一度確認するというのはすごく大事な作業。それだけじゃなくてそこから先がいくらでもあるので。そういう意味ではすごくいい時間を過ごせたと思っています。


―ジョー選手やエドゥアルド ネット選手が復帰し、戦力がそろってきました。

そうだね。人はどんどんそろってくれたらいいんだけど、いつも言っている通り、毎回スピードが変わっているのでね。その中でケガが治っただけでは、なかなか入れない。逆に言うと、その中に入ってくれば、そういう選手たちのまた特別なものも出てくるので。そこは目の前もそうだし、その先もそうだしね。考えながら、一番いい状態にみんながなってほしいと思います。


―ジョー選手の状態について、監督はどのように見ていますか?

すごくいいと思う。試合をずっとやっている選手なので、その中に入ることは問題ないしね。もう1日あるので、そこのところを見ながらどうするか考えていこうと思うんですけど、今のところはすごく順調だと思います。


―エドゥアルド ネット選手を大分戦に帯同させる可能性は?

もちろん明日まではメンバーを決められないので。今彼に望んでいることは、この速さの中で連続できるかどうか。特別なものはたくさん持っていると思うので。そういうところは本人も取り組んでくれていると思います。時間は多少必要かなと思いますね。


―いろいろな配置やシステムを試してきた中で、新しいものを見せてくれた選手はいましたか?

新しいものというよりも、それで変わるよね。だから、この間はなにを試すかよりも、新しく入ってきた選手を入れながら、今自分たちの速度がどのくらいなのかを気づいてもらわないといけない。逆にその選手たちが入ると、今度はその速度がどうなるか。それをどちらにも気づいてもらいたいということで、いろいろなことをやってきたんだけどね。直接それがどうのこうのということではない。自分たちの今ある一番速いもので試合をしていくべきだと思う。この2週間はそこの確認をしていたところもある。システムに対しての意味はそれほどない。


―ゲームの中でもさまざまなシステムを試してきました。

もちろんシステムの中でやらないと、そこの選手が一体として連続で動けなかったこともあるけど、今はシステムというよりも、相手をどう包み込むか。それからその中でどう連続して自分たちのスピードを維持できるか。正確性だね。もちろん選手の特性、個性があるよね。後ろが好きな人を無理やり前にする必要はないし、前が好きな人を無理やり後ろにする必要も今はないのでね。そういう意味では少しいじっている。このいじりもなにかと言うと、さっき言った通り、全員の目をそろえるということなので。システムのことはそんなに気にしていない。


―それを選手たちに「いつ」という言葉で投げかけていると。

「いつ」というのは簡単に言うと「いつ」なんだけど、なにが見えるかということの「いつ」なんだよ。だから、相手の一歩がみんな見えていたら、それが自分たちの待ち合わせの時間になるし、待ち合わせる場所になる。それはなかなか簡単なことではないのでね。そういうところをそろえているだけで。そうすると、出すほうも崩せる。動きでも崩せる。そうすると、場所は関係なくなる。これまでのところは場所を使いながらやり過ぎていて、それでは自分たちのサッカーではないのでね。逆に言ったら人のいないところでやってもなにも起こらない。ずっと言ってきていること、やってきていることなんだけど、それをもう一度しっかりと見て、「いつ」という時計を合わせる作業。それから待ち合わせの場所を合わせる作業をやったね。


―これからは長距離移動を含む過密日程になっています。

そうだね。全員で闘わないといけないと思っているし、ルヴァンに関しては若手も出さないといけないので、そういう意味では全員で闘ってもらわないと仕方ない。それを連続してチームとして闘うということになると思います。(メンバーは)まだ考えていないですけどね。


―そういった面でも戦力が増えたことはプラスに働くのでは?

そうだね。ただ、俺らのサッカーは戦力が増えても、そのまま一斉に上がっていくわけではないから。パターンじゃないのでね。やり方に慣れてきただけではすまないサッカーなので、一つ上がれば、また足りなくなる。さらに上がれば、また足りなくなるサッカーなので。だからたぶん、見ているほうもおもしろいだろうし、やっているほうも全員で挑戦し続けるということが、このチームの一番の特長だね。みんなが理解してやっている。全員がどんどん上にいってもらわないと困る。


―タイトなスケジュールの中でも、一番いいメンバーを連れて行くと。

そうだね。だからトレーニングの中で全員にいろいろなことを投げかけないといけない。このメンバーだけでいいということはないので。一人ずつが高まっていってもらわないと困るし、逆に言うとそれが全員のチャンスだと思うので、全員しっかりやって、みんなに伸びてもらいたいと思います。

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