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5/24(金)トレーニング後コメント

245月

5月24日(金)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施しました。練習終了後、前田直輝選手、中谷進之介選手、マテウス選手が取材に応じ、5月26日(日)に行われる明治安田生命J1リーグ第13節の松本山雅FC戦に向けた意気込みなどを語りました。


前田直輝選手


―水曜日の神戸戦はスタメンからの出場となりました。試合を振り返っていかがですか?

いい入り方ができて、自分のストロングポイントを出せていた印象があります。ただ、途中からはチーム全体でボールを持ってあたふたするシーンが多くなり、自分も含めて前を向けずに、後ろへ矢印が向いていました。たくさん試合をやればこういった試合も中にはあると思います。その中でも、ボールを受けたら違いを作ろうと思ってプレーしていました。


―試合の途中からはシャビエル選手とポジションチェンジをし、最前線でのプレーとなりました。

宮(大樹)選手が早めにイエローカードをもらっていて、自分につっかけられるのを嫌がっている印象があったので、「ポジションは臨機応変にやろう」と話をしていました。シャビはセンターで受けるのが好きな選手ですし、お互いにどっちでもいいという感じでやっていましたよ。


ー宮選手にイエローカードが出たドリブル突破のシーンのように、相手を見れている感覚を持てているのでは?

少し半身で受けられれば、後ろ向きでも相手の重心はわかります。あのシーンでも、相手がどれくらいの圧力を掛けてくるかは見えていたので、あとは自分が懐に入るだけでした。そういう部分に関しては、少しずつ相手を見えているのかなと思います。


―ドリブル突破からのチャンスメイクに加えて、得点の部分でも結果を出していきたいのでは?

そこが一番難しいんですけどね。あとは少しのズレだと思います。川崎戦のシュートはもう少しだけニアを狙っていたら入っていただろうし。自分のプレーを映像で見返すのはあまり好きじゃないんですけど、今は映像を見て「ここも空いていたんだな」と振り返ることもしています。選択肢を増やしながらプレーしていけば、自ずと得点につながると思ってやっています。


―松本戦ではジョー選手を起用できない可能性があります。

毎回ジョーに蹴っているわけではありませんが、シンプルなロングボールは使いづらくなります。ある程度ハメられた時の逃げ道ではあったので、それがなくなった時は、もっと足元のクオリティーを上げていかないといけない。そこに自分も入って、いいリズムでつないでいけるようにしたいですね。そこに相手が慣れてきたら、今度は背後を取りにいく姿勢も見せたり。そういったイメージは持っています。


―ボールを引き出す動きがポイントになるのでは?

どの試合でも引き出す場所とタイミングは求められるものです。ミーティングで監督が強調している部分でもありますし、みんなも意識しています。そこは次の試合だけではないですし、ジョーがいるかいないかに関係なくやらなくてはいけません。


―古巣である松本との一戦です。今はどのような心境ですか?

今は楽しみのほうが大きいです。2015年はソリさん(反町康治監督)がJ1未経験だった自分を使ってくれました。その時は降格してしまいましたけど、使い続けてくれましたし、信じてくれた。僕にとっての恩師だと思っています。あの1年がなければ今の自分はなかったと思いますから。ただ、代表に入るような選手になれているわけではないですし、恩を返せるような活躍はまだできていません。それでも、ソリさんに、「これぐらいできるようになりました」というところはピッチ上で出せたらと思います。多くの人に「前田はこの道を進んで正解だった」と思ってもらえるように、怖さやピッチ上での躍動感を見せたいです。とはいえ、34試合のうちの1試合です。特別な感情がないと言ったら嘘になりますけど、平常心でやりたいと思っています。


―松本で培ったものと、名古屋で成長した部分を見せていきたいですね。

そうですね。その両方を見せることができれば自ずと怖いプレーができるし、いい選手だと思ってもらえると思います。そこは意識していきたいですね。


―松本を攻略するにあたって、どういったイメージを持っていますか?

リスク管理やチャレンジアンドカバーは徹底されていると思うので、スペースはあまりないかもしれません。でも、僕たちはスペースではなく人を崩すチームです。ズレがあれば見えると思いますし、狙っていきたいですね。いつも通り相手が嫌がるプレーを見せつつ、人を崩すところは強く意識したいと思います。

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