NGE

明治安田生命J1リーグ第8節 磐田戦後 監督会見

204月
4/20(土)、明治安田生命J1リーグ第8節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムでジュビロ磐田と対戦し、1-0で勝利。試合終了後、グランパスを率いる風間八宏監督が監督会見に臨みました。

風間八宏監督


思ったようにいったゲームではなかったと思います。その中で、自分たちができること、まだまだ足りないこと。それを繰り返し学んでいく時期ではないかと思います。ただし、しっかり勝ちきったということで、チームは着実に強さを増していると思います。

―前半はシュートまで持ち込めない状況で、パスミスなど安易なミスが多かったように見えました。
前半いくつかあったと思います。一つは、敵陣まである程度は入れるのですが、そこから相手が前へと来ることで、場所を探し出した。実際にシュートは少なかったですが、いくつかそこでボールを止めていれば、シュートまでいけた場面、しっかりと運べていれば完全にフリーとなれた場面。こういうことを作り出せていた、人を崩すということが着実に目に入ってきている。ですが、何度か奪われたり、リズムが悪くなったのは、場所を探し出した時です。この辺が、自分たちの中で調節できるようになる、自分たちで見えているものに自信を持ってやってくれればいいと思います。

―「自分たちができること」、「足りないこと」と話されましたが、それは具体的にどのようなことなのでしょうか?

山ほどありますので、簡単には言えません。それは一人ひとりの課題です。前半は何本かものすごくきれいにペナルティーエリアまで入っていった。そこでの質ですね。ボールを止める、運ぶ。それがしっかりとできていれば確実にシュートまでいける。それからパスもまだまだ点から点ではなく、スペースへずれているものがありました。そういうところは、今日急にではなく、ずっと取り組んでいかなければいけないことなので。我々は「質」という抽象的な言葉ではなく、すべて(頭に)入っていますので、選手がまた努力してくれると思います。

―ゴールを決めたジョー選手の評価を聞かせてください。

ストライカーというものは、大変なものだと思います。ちょっと入れなければ、皆さんがいろいろ言ってくれますし(笑)。僕はストライカーではありませんでしたし、昔なら2、3点決めればほめられましたが、彼はそういうわけにはいかないので。それでも、そのマークの中で彼自身がなにをしなければいけないかということを常にやっています。もう一歩前へといくための努力もトレーニングからやっています。それがしっかりと報われてきているのではないかと思います。彼に関しては、僕から言うことはありませんし、心配していることもありません。

―後半途中から投入した相馬選手の今日の評価を聞かせてください。
まだまだ評価の対象にはならないと思います。もっと長くプレーできるようにならなければいけない。それはどういうことかと言えば、もっと敵を見て、いろんなところで相手を苦しめることができるようになれば、もっといい選手になると思いますし、ものすごく大きな可能性があると思っています。ですけど、彼は今一つのことはある程度スペシャルにできます。ですが、この速さの中に入るために、彼はいろんなことを学ばなければいけない。今学んでいる途中ですし、すごく可能性の大きな選手だと思います。