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風間八宏監督
―前節から約2週間が経過しました。チームはリフレッシュできましたか?
体のこともそうだし、いろいろな細かいところ、技術のところ、しっかり仕留めるところ。そういうところの意識はできたと思う。
―練習中にはさまざまな形を試しました。
いつもの通りね(笑)。特別なことではありません。
―形を試すということは、いろいろな意味があると思います。
システムはそれほど意味を持たないんだけど、敵のことでなく、実際に自分たちがどうするとスムーズにいくかということくらいで。システムはそれほど大きな意味を持ちません。
―かなり負荷の高い練習をしていたようにも見えました。
それが試合だからね。自分たちのテンポが上がっていけば、もちろんその中で普通にやれるようになるだけで。負荷はそこまで掛かっていないと思う。ただ、自分たちの速さがあるのでね。その速さの中の負荷はどんどん自分たちで上がっていくんでね。そこのところは別にすぐに慣れると思う。慣れてもらわないと困るしね。
―速さが上がり続けているところに、あえてコントロールしているようにも感じます。
それは自分たちの中で、自分たちがボールを持つ、あるいは前に行かせない。いろんなことの中でコントロールはすると思うけど、自分たちが落として何かをするということはないと思う。どちらにせよ大事なことは、仕留めきるということ。そこがあれば、ものすごくゲームは楽になるのでね。そこの意識が一番大事だと思う。それが仕留められれば、それで終わる。仕留められなければ、また違うことになる。そういう意味では、この2週間はそういうところの意識はしっかりさせてきたつもりではありますけどね。
―仕留めきるという点において、ジョー選手の状態についてはどう感じていますか? 普段であれば決めてくれるシーンを、ここ数試合は仕留めきれていない印象があります。
まあでも、ストライカーは仕方のないこと。ただそれでもチャンスに入り続けることが大事なのでね。もちろん全員が決めようとやっている。決まらないこともある。別に小魚を取りに行っているわけではないのでね。マグロ船の漁船に乗っていると思っているので。一本釣りをしていると思っていれば。釣れ出したら釣れるようになると思うのでね。彼に何か言うことはないね。
―チーム全体で得点は取れています。あとは失点とのバランスが重要になるのでは?
まあ失点もほとんどないから。ピンチよりも自分たちがチャンスを仕留めきるというのが一番大事で、ジョーだけではなくて、みんなでしっかり点を取りに行くことが大事かなと思います。
―前節は今季初の敗戦となりました。そこの反省点を改善して次の試合に臨むことになるのでしょうか?
もちろん。ただし、一つひとつの現象を取り上げるのではなくて、自分たちがするためにどうするか。そこのところのスピードとは何なのか。それから自分たちがどういう状態にいるのか。そういうことの確認を常々にしています。あとは変化することだね。
―変化すると言えば、長谷川アーリアジャスール選手の状態が上向いている印象です。彼の入った前線は、これまでと違う動きをしているのではないでしょうか?
そうだね。いつも言っていますけど、他の選手も含めて全員が競争しているのでね。そこのところはすごくいいと思います。
―今シーズン初の豊田スタジアムで開催される試合です。
“ファミリー”みんなが作ってくれるスタジアムは、我々にしかできないスタジアムだと思うので、そういう意味では選手も楽しみにしていると思います。それから一緒に闘ってくれる“ファミリー”の皆さんも楽しみにしていると思うので、いい空気で、いいグラウンドで、いいサッカーをみんなでしましょう。
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