友との別れに涙したり、新たな生活に胸を躍らせる−−。そんな学生たちの卒業シーズンが到来しました。『INSIDE GRAMPUS』では、卒業式を迎えたばかりの6選手にショートインタビューを実施。第5回は東海学園大学を卒業した渡邉柊斗選手に、“青春の1ページ”について語ってもらいました。
教育実習は大学時代のいい思い出
自分のためになる経験ができたと思う
―卒業式はいかがでしたか?
大学を卒業できたうれしさよりも、「みんなと会えなくなるのが寂しい」という想いが強かったですね。卒業後は県外に出ていく人も多いですから、卒業式を最後に会えなくなる人もいるわけです。やっぱり寂しいですよ。だから、卒業式ではいろいろな人に「また会おう」って声を掛けました。涙は出ませんでしたけど、心は泣いていましたね(笑)。
―学生生活で一番の思い出は?
やっぱり部活です。ありきたりではありますけど、学生生活で一番優先して取り組んできたことですから。部活以外で言えば、教職課程を取っていた人にしかできない体験をしたことですね。体育の先生として、高校へ教育実習に行ったり、その中でスキー教室や野外でのキャンプに参加したり。将来先生になる、ならないに関係なく、自分の人生のためになる経験ができたと思っています。学校生活ではサッカー部の仲間よりも、ともに教職課程を取っていた同級生と過ごすことのほうが多かったですね。
―教育実習に行ったのは母校である東海学園高等学校ですか?
はい。僕は1年生の2クラスと、3年生の全クラスを担当しました。ですから、(菅原)由勢にも教えていたということです(笑)。由勢だけでなく、アカデミーに所属している選手の先生もやっていましたよ。僕の言うことを全然聞いてくれなかったですけど(笑)。
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