3/2(土)、明治安田生命J1リーグ第2節が行われました。名古屋グランパスはパロマ瑞穂スタジアムでセレッソ大阪と対戦し、2-0で勝利。試合終了後、グランパスを率いる風間八宏監督が監督会見に臨みました。
風間八宏監督
自分たちの距離、自分たちのテンポで試合を長い時間、進められるようになったと思います。なかなか前半は得点を決められませんでしたが、90分を通してどうプレーするか。それが選手の中で明確になってきている。それはピッチに立つ選手だけではなく、いろんな選手が増えてきたと思います。そういう意味で最後まで自分たちのプレーをやりきった試合だったと思います。
―途中交代となりましたが相馬勇紀選手、和泉竜司選手が両サイドからペナルティーエリア内に入るなど、仕掛ける意識も変わってきたのではないでしょうか?
和泉はすごく良かったと思いますが、相馬はまだまだ頭の中が、これから発展していくところなので。そういう意味で彼の特長は出ていたとは思いますが、これからもっとサッカーを勉強していけば、もっと面白くなる選手なんじゃないかと思わせる試合でした。和泉に関してはコンスタントに今日のようなプレーを続けてもらいたい、そうすれば(チームにとって)ものすごく大きな力になる選手だと思います。
―開幕から2試合連続無失点での勝利となりました。
いつも言っている通り、攻撃と守備とを分けて考えたことはありません。今日も自分たちのミスで2本くらいピンチがありましたが、それ以外ではほとんど相手に攻められることはなかったと思います。自分たちが相手陣内で長い時間サッカーができていたと思います。
―赤﨑秀平選手が2ゴールを決めました。途中出場でしたが、彼のどの部分に期待して投入したのでしょうか?
やっとサッカーを思い出してきたなという段階だと思います(笑)。彼のシュートというところはものすごく魅力がある。人より速いタイミングでシュートを打てるので。今日は「できるだけペナルティーエリアの中で逃げるな。点を取ってこい」と話しましたが、ちょっと思い出してきたんでしょうね、ちゃんと決めてくれました(笑)。
―昨シーズンは2連勝でスタート、今シーズンも2連勝でのスタートとなりました。攻守の切り替えという部分でも昨シーズンより仕上がっている印象もありますが、同じ2連勝でも意味合いが違うのではないでしょうか?
意味合いというか、昨年と比較することはナンセンスだと思います。すべて、毎年毎年チームは生まれ変わっています。今日の場合でしたら、これからまだまだ伸びなければいけないところが沢山あります。自分たちのスピードがどんどん上がっていきますが、その中でのミスがまだまだあります。自分たちの距離で、自分たちのテンポで、できるだけ敵陣のゴール近くでプレーできるようになるということでは、この2試合はまたタイプの違うものでした。そういう意味で、すごく良かったのではないかと思います。