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【インタビュー】ジョアン シミッチ「新たな名古屋の“マエストロ”」

62月

視野の広さと高精度のパスを持ち味とする

“新たなマエストロ(指揮者)”の加入が発表された。

「意識しているのは、常にボールを支配し続けること」

自身の“絶対音感”は、名古屋の地でも狂うことはない。

正確無比の左足から生み出される“ラテンのリズム”は、

グランパスの攻撃サッカーを、さらに加速させるはずだ。


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部




グランパスへの完全移籍が決まりました。加入までの経緯を教えてください。

シミッチ これまではイタリアのアタランタBCというクラブに籍があり、そこからポルトガルのリオ・アヴェFCというクラブに期限付きで移籍してプレーをしていました。グランパスからオファーを受けた時、とても興味があったので、代理人に交渉を進めてもらったんです。


移籍が決まった現在の心境について教えてください。

シミッチ まず、ここに到着してからクラブハウスや施設を見させてもらいました。とても素晴らしい環境ですね。「これからここでやっていくんだ」という実感が湧いてきましたよ。実は過去に2度、大会出場のために来日したことがあります。その時は短い滞在でしたが、日本の文化についてすごく興味を持ったんです。そこから一度は日本に住んでみたいという気持ちを抱いていましたね。また、サンパウロFCのアカデミーでともにプレーしていた(ガブリエル)シャビエルから、このクラブについて聞いていました。彼からグランパスの良さについては聞いていたので、ここに来れたのは私にとって本当に喜ばしいことですね。

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