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明治安田生命J1リーグ第34節 湘南戦後 選手コメント②

112月

12/1(土)、明治安田生命J1リーグ第34節が行われました。名古屋グランパスはパロマ瑞穂スタジアムで湘南ベルマーレと対戦し、2-2でドロー。試合終了後、玉田圭司選手、丸山祐市選手、ランゲラック選手が試合を振り返りました。


玉田圭司選手


―J1残留が決まりました。現在の率直な気持ちを聞かせてください。

ホッとしています。


―試合後、他会場の結果はどのように伝えられましたか?

スタンドの雰囲気で(笑)。携帯を見たんですけど、なかなかつながらず、なにがなんだか良く分からなかったです。


―試合中に他会場の試合経過は聞いていましたか?

俺は聞いていなかったです。交代して試合が残り5分ぐらいになった時に、(残留を争う磐田と鳥栖が)同点と聞きました。最後のスタンドの盛り上がりを見て、「(川崎が磐田に)勝ち越したのかな?」って。


―改めて本日の試合を振り返ってください。

失点をするまでは自分たちでボールを動かしながらやれていたんですけど、小さいミスで1点を取られ、追加点も取られてしまったことで、すごく重たくなってしまいました。前半が45分で良かったという感じです。ただ、ハーフタイムでいろいろなことを話して、気持ちの面で変わったというか、リスクを負って攻撃に出ていく時間を増やしていきました。その中で2点を取ることができたので、チームの成長を感じています。


―ハーフタイムにチームメイトに伝えたことは?

「やる時は今しかない」と言わせてもらいました。それで奮起してくれた選手がいたかは分からないけど、俺が思ったことはハーフタイムに伝えました。


―監督から「落ち着いていこう」という話があったと聞きました。ハーフタイムに気持ちリセットすることができたのでしょうか?

そうですね。0−2だから、俺たちは点を取るしかない。「点を取られない」というのではなくて、「点を取る」という気持ちが強くなったのが良かったのかなと思います。


―0−2という状況が自分たちの求めるスタイルにさせてくれた感覚ですか?

そうですね。覚悟が決まったというか。


―前半とは異なるシステムで後半に臨みました。

相手が戸惑ったところはあったと思います。自分たちがやりやすくなったというよりもね。


―後半は自分たちらしさを出す場面が見られました。

ある程度は、というところですね。でもなんだろう……前節の広島戦も含めてちょっとプレッシャーがある中でやると、ジョーに頼りすぎてしまうところがあるというか、とりあえず蹴ってどうにかするというか。でも、俺たちはそれを目指しているわけではないから。「勝ち点がほしい」というのはもちろんあるんですけどね。まあ結果的には良かったんだけど、目指すところはそこではないし、もっと上を目指していきたいなと思います。


―試合を通してジョー選手や相手ディフェンスラインの裏を狙うプレーが多かったように思います。チームとして意思を統一した上での戦い方だったのでしょうか?

そうですね。チームとして統一してやれたというのはすごく良かったのかもしれません。


―59分には前田直輝選手とのワンツーから決定機を迎えました。

聞かないで(笑)。でも、いい形でシュートまでいけたというのはチームとして意思統一ができていたということだし、いい感覚でやれていたということでもあります。そういうプレーが出てきたことはプラスかなと思いますね。


―崩しに関して、ある程度の手応えを感じられたのではないでしょうか?

ああいうのはどのチームが相手でも通用すると思います。そういうものを増やしていければ、もっともっと自分たちらしいサッカーを表現できるんじゃないかなと思いますね。


―15位でシーズンを終えたことに関してはどのように感じていますか?

前半戦の結果を含めれば、残留できたことは奇跡に近いのかもしれません。自分たちに力はあるんだと思います。その中で力を発揮できないということが課題だったと思いますね。後半戦ではある程度できたんじゃないかなと感じていますけど。とりあえずシーズンが終わったので、ちょっと休みたいと思います(笑)。


―改めて今シーズンはどのような1年でしたか?

一言で言えば、波のあるシーズンだったかなと。前半戦が良くなくて、後半戦が良かったというのは、チームとしてはいいのかなと思いますが、まだまだやらなければいけないことはあると思いますし、継続していかないといけない部分もあります。これから僕個人としても成長していきたいなと思います。


―自身にとってはどのようなシーズンでしたか?

いろいろと成長をさせてもらったシーズンで、考えさせられる部分もありました。いいシーズンだったのかなと思います。

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