12/1(土)、明治安田生命J1リーグ第34節が行われました。名古屋グランパスはパロマ瑞穂スタジアムで湘南ベルマーレと対戦し、2-2で引き分け。試合終了後、グランパスを率いる風間八宏監督が監督会見に臨みました。
風間八宏監督
前半立ち上がりからいい形で入れたと思うのですが、ちょっとしたミスからビハインドとなりました。ハーフタイム、選手が落ち着いたところから、もう一度、自分たちで点を取ろうと。3点目が入っていればもっと良かったのですが、しっかり2点差を追いついてくれた。それから、自分たちのテンポでサッカーができたということは、この1年間で力が付いてきたということの証明だと思います。選手たちはまだまだうまくなると思いますし、もっともっと強い、面白いチームになることできるのではないかと感じさせてくれた試合でした。
―0-2から追う展開となりましたが、ハーフタイムには具体的にどのような指示を出したのでしょうか?
本当に少しの緩みといいますか、そこで前半に失点をしてしまったので。ただ、90分の闘いだということはずっと言っているので。例えば前半を1-0で折り返していても関係ない、勝つだけだということ。今日もそうですが、2点差というのは君たちの力ならまだ追いつける範囲だということ。そして(前田)直輝がすごく良かったので後半からすぐに入れ、彼がもっともプレーしやすいポジションへシステムを変えました。そのことで押し込めたので、その部分ですごく力が付いたのではないかと思います。
―後半はいいテンポで攻めていましたが、その要因はどこにあったと考えていますか?
やはり自信、それがこのサッカーには必要なものです。このサッカーは形ではなく、ボールを自分たちがしっかりと持ってそれを相手にしっかり見せながら相手を破っていく。一つ言い忘れましたが、ハーフタイムに「自分たちの特徴はなにか?」と聞きました。選手たちは「ボールを持って前へ進むこと」だと言いましたし、その通りにやってくれました。そのことでの自信、それから目に見えるものがすごく多くなってきているので。PK以外のところでも、玉田(圭司)が相手を崩したり、随所で良いところが見えたんじゃないかと思います。
―最終的には他会場の結果もJ1残留に大きく影響しました。試合中に他会場の経過は伝えられていたのでしょうか?
全く伝えてないですね。2-2とした時に少し(他会場を)気にしている選手もいましたが、それよりも3点目を取りにいけと。試合の最初から勝つんだ、それが確実なことで、それに対して選手もあたふたはしていませんでした。ただ、試合が終了した段階でまだ他会場は引き分けの状態だと知り、どうなるのかと心配はしましたが、最後に追いついたことで神様がご褒美をくれたんじゃないかと思います。
―先ほど小西社長から風間監督の来シーズンの続投が表明されましたが、これから来シーズンに向けどのような準備をしたいと考えていますか?
まだ何も考えていないですし、チームというものは毎回、生まれ変わるものだと思っています。それから自分自身もこれからチームと話をしながら、どのようなことになるか考えなければいけないと思います。そういう意味で、いまはまだそこまで余裕がありません。