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明治安田生命J1リーグ第27節 川崎F戦後 監督会見

229月

9/22(土)、明治安田生命J1リーグ第27節が行われました。名古屋グランパスは等々力陸上競技場で川崎フロンターレと対戦し、1-3で敗戦。試合終了後、グランパスを率いる風間八宏監督が監督会見に臨みました。


風間八宏監督


立ち上がりから普段と同じようなことができなかった。自分たちのリズムが作れなかった。そして全体を通しては、良かったボールを奪われるというのが非常に多かったので、そのあたりはしっかりやっていきたいと思います。ゴールチャンスになったところ、ゴールを決めたところはすごく、選手がいろんなものが見えるようになってきたなというものが見えましたので、この数を増やすため、もっともっと安定した試合ができるために一人ずつの意識、自信をつけていきたいと思います。


―立ち上がりから選手たちが普段通りの自信を持ったプレーができていなかったように感じました。その要因はどこにあったと考えていますか?

簡単に言うと、目に見えていないものを相手にしてしまった。矢印というものは、ボールを出して自分がもう一度動けばフリーの定義が変わるので、簡単に崩せるはずなのですが、立ち上がり、それができていたのは3人くらいでしたね。それ以外の選手は出して終わり、1対1を狙われてしまったということです。当たり前のものが当たり前に見えなければいけない。当たり前のものが当たり前じゃないものに、自分たちの中で錯覚してしまったというところはあったと思います。


―川崎フロンターレとは今シーズン2度目の対戦となりましたが、前回からの変化や印象を聞かせください。

川崎といえば、しっかり自分たちが自信を持ってボールを持てる。これはグランパスの選手が見習うべき部分です。ただ、うちの選手たちは(相手)ゴール前へと行った時の崩しでいろんなものが見えてきていますので、そういうところを何度も言いますが伸ばしていきたい。そういう意味では、いろんな意味で今後への大きな経験になったのではないかと思うゲームでした。


―1点返した状況からさらにいけなかったことに、メンタル部分での問題もあったのではないでしょうか?

メンタルというものは目に見えないのでなんとも言えませんが、点の取られ方が悪かったですね。いつものことがいつも通りにできず、目に見えていないものを勝手に大きくしてしまったり、そういう部分がメンタルだと思います。もっと自分の目で見えているもの、細かく言うと今日はたくさんの選手がボールが止まっていませんでした。ものすごく動いて、本当はパスを出せるタイミングで出せていない。あるいは相手の勢いを生ませてしまっていたので、そういうところを含め技術をいつも通り扱えるかどうか。これがメンタルだと思っています。


―7月のリーグ戦再開からここまで好調でしたが、今日は「目に見えていないものを相手にしてしまった」との言葉通り、本来の強さが見られませんでした。これは現時点での、川崎フロンターレとの本来の実力差だと考えていますか?

普段やっていること、どうやったら相手を外せるか。簡単に言えばすごく基礎的なことです。フリーの定義が変わってしまえば、フリーでなくなって見えてしまう。それは何かといえば、自分を入れていないからです。自分がいつもフリーだという状況でボールを出し、もう一度もらい直す。それを全員がやり続ければ相手のプレッシャーを軽減できるのですが、今日はそれを受け入れてしまった。そういうことだと思います。