本日9月20日(木)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第27節の川崎フロンターレ戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。
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風間八宏監督
ー前節の長崎戦は敗れたものの、3得点を記録しました。得点という部分に関しては好調を維持できているという感覚でしょうか?
悪かったところというよりも、自分たちの良さをもっともっと伸ばしていかないといけません。得点は取れているけど、まだまだチャンスはありましたから。もう一つはボールを失って、自分たちで相手のカウンターを起こしてしまっているということ。そこのところも含めて、改善というよりももっとうまくなっていかなければいけません。彼らの集中力をまた一つ高めることができれば、それは可能だと思うので。トレーニングでの動きはすごくいいので期待しています。
ー試合後の監督会見で「修正することができる」と言われていました。1週間のトレーニングの中で修正することができたのでしょうか?
常に二つですよね。意識だけで変わること、これが一つです。普段やれているのにやらなかった部分はすぐに直さなければいけません。当たり前のことは、いつも当たり前にやり続けなければいけませんから。そして今までできていなかったことは、プラスアルファをして覚えていかなければいけない。なかったものは驚きとしてどんどん作っていく。(驚きを)作ることができれば、それが今度は当たり前になっていきますよね。常にそうやって進んでいく、それは変わっていません。できているのにやらなかったことはそれぞれの頭で振り返る、できていないことに関しては毎日やっていく。自分たちの姿でサッカーをやっていると、それが明確になっていきます。そういう意味では、すごくいいトレーニングができていると思います。
ー前回の結果に関して、4失点をしなければ良かったのか、それとももっと得点を取れればよかったのか、どのように捉えていますか?
いつも言う通り、両方ですよね。自分たちのミスでボールをあげる必要はないし、もっと取れたというのもある。6点、7点を取りにいくこともできたと思いますから。それから、そういうことをしっかりと意識してやっていくと、試合ごとに個人のアベレージの差がなくなってくると思います。そうなれば強いチームができてくると思うので、今まで通り高めていきたいと思います。
ー前々節の磐田戦では6得点を奪いました。前節とは何か差があったのでしょうか?
差はないと思いますけどね。得点というのは自分たちのイメージで作っていくものですから。いつも言っている通り、自分たちがうまくなればもっともっとチャンスはあると思うし、仕留めることもできると思うんでね。
ー川崎戦を迎えるにあたり、特別な想いはありますか?
自分自身が応援してもらったところでもあるし、こっちに来ることも応援してくれて、いろいろなものを形で残してくれました。自分の中では素晴らしい思い出で、すべてのことに感謝しているチームです。素晴らしいピッチも作ってくれるでしょうしね。グランパスはどんどん変化をしていて、大きな集団になっているところです。これも心強いところで、一緒にグラウンドを作っていく。いい試合をして、グランパスの力を示せればいいなと思います。
ー両チームともに激しい戦いを繰り広げている中での対戦になります。期待度も高いのではないでしょうか?
それは周りが言うことですから。目に見えないものに意味はないので。やることに変わりはありませんよ。我々はベストを尽くすだけです。それはどんな相手でも変わりません。
ーいい形で試合に入っていきたいですね。
もちろんです。最初から最後まで続けることが大事です。すべてがうまくいくわけではないですけどね。どの試合でもそうですけど、ベストを尽くすことが一番大事なことなので。結果というのは目に見えないものですから。一つひとつちゃんとやっていくことが一番です。いつも言っている通り、勝とうが負けようが俺たちがやることは変わらない。この前よりもいい試合をすること、今まで通りにベストを尽くすこと、この二つです。
ー川崎戦が楽しみな気持ちはありますか?
今はグランパスの監督であり、このチームに期待してお客さんも集まってくれている。過去のことと何かが結びつくということはないですね。
ー当日のチケットは完売したようです。
良かったです(笑)。でも、俺を見たいわけではなくて、選手たちの面白いサッカー、そして川崎のサッカーを見たいわけですから。その中でいい戦いをしてほしいなと思います。ホームでもそうですけど、たくさんのお客さんが期待してくれている。それに対してしっかりと応えていきたいと思いますね。
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