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【インタビュー】宮原和也「確信と共に、前へ」

199月

苦しみもがいた時期を経て、第19節仙台戦からリーグ戦7連勝。

数多の変化とともに、グランパスを取り巻く状況は一変した。

主軸として出場を重ねる宮原和也は、チームの浮沈に何を思い、何を感じていたのか。

前半戦の苦悩や中断期間明けの戦いぶり、そして自身の変化を聞いた。


インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部



今季から戦いの場をJ1に移しました。どのような想いで新シーズンを迎えましたか?

宮原 J1という舞台で自分がどれだけやれるのかと、ワクワクした気持ちを持っていました。それと同時に、しっかりと出場機会を得てトップカテゴリーの中で自分のレベルを高めていきたいという想いも抱いていましたね。プレシーズンにはフィジカル面の強化をし、コンディションも含めていい状態で開幕を迎えることができたと思います。


チームは開幕2連勝を飾り、上々のスタートを切りました。

宮原 チームとしての仕上がりは良かったと思います。課題は多くありましたけど、試合に勝ちきることができ、結果として連勝することができましたから。個人としては“対面の相手に負けない”というテーマを掲げていて、開幕戦のG大阪戦、続く磐田戦で大きな手応えを感じることができたので、非常にいいスタートを切れたと感じていましたね。


しかし、チームは第3節湘南戦以降、リーグ戦15試合に渡って勝ち星から遠ざかります。改めて振り返ってみていかがでしょうか?

宮原 本当に苦しい時期でした。これまでのサッカー人生の中で、15試合も勝てなかった経験はなかったですから。結果がついてこないことで、チームとしても個人としても自信を失っていたと思います。


結果を残すことができなかった要因はどこにあったのでしょうか?

宮原 単純なミスがすごく多かったと思います。それは攻守両面で言えることですね。特に守備面では連動してプレッシャーを掛けられていなかったり、ディフェンスラインの連係が取れていないことで簡単に裏を取られてしまう場面が多くありました。本当にいろいろな課題がありましたね。


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