山岸祐也選手
ー先制点を挙げたシーンは冷静にシュートを打てましたか?
そうですね。マテちゃん(マテウス カストロ)が前を向いた瞬間に、「自分が追い越せばチャンスになる」と思ったのでスプリントをかけました。最後はキーパーの動きを見て冷静にということだけを意識して、うまく決められたかなと思います。
ードリブルで上がっていく選手を追い越し、DFもいる状況で、どういう角度でボールを受けるか、どこにポジションを取るかというのは難しい部分だと思います。
左に(永井)謙佑くんがいたので、右側にいけばうまく数的優位を作れるなと思いました。ああいうところでスプリントをかけないといけないと思うし、点を取れるなと思って右側に抜けたらマテちゃんからいいボールが来ました。冷静にキーパーを見れて、最初はファーに蹴ろうかなと思っていたんですけど、ニアがチャンスだなと思ったので、ニアに蹴りました。試合後に(稲垣)祥くんからは「祐也はあの場面でニアに打つよな。俺がキーパーだったら止められる」と言われたので、「そうしたらファーに打ちますよ」と言っておきました(笑)。スプリントをかけたあとで、ああいうときに慌てて、息があがっている状態で打つと外すことが多いんですけど、冷静にキーパーを見てうまく決められたかなと思います。
ー脇を抜いた形でしょうか?
そうですね。(アビスパ)福岡のときにも何回かああやって脇を抜いて決めていますね。
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