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明治安田J1リーグ第14節 清水戦後 監督会見

35月
5月3日(土・祝)、明治安田J1リーグ第14節が行われました。名古屋グランパスは国立競技場で清水エスパルスと対戦し、3-0で勝利。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。

長谷川健太監督


今日の試合は3連戦目となりましたが、選手たちが躍動して90分間プレーしてくれたと思います。前節、前々節と、前半にいい試合をしながら後半に相手に先手を取られてしまっていましたが、今日は先制点を取り勝ち切ることができました。「0」で終われたことも含め、大きな結果だと思っています。ここ2試合、後半の入りでやられていましたが、そこで2点取ることができたことも非常に良かったと思います。ただ、状況は変わらないので、中2日で迎えるホームゲームが非常に大事になってきます。切り替えて準備していきたいです。今朝、ドクターのチェックによりシュミット(ダニエル)の出場が難しいという状況になったので、ピサノ(アレクサンドレ幸冬堀尾)が出ることになりました。ピサノは緊張する間もなく試合に臨むことになったと思いますが、1試合をとおして本当に落ち着いてプレーしてくれました。ルヴァンカップで悔しい思いをして流した涙が、今日につながったと思います。


ーハーフタイムの選手交代には、「前進していこう」というメッセージを込めていたかと思います。交代の意図を教えてください。

ある程度、交代プランを立てて試合に臨みました。中3日の3連戦目でしたし、中2日で(ファジアーノ)岡山戦が控えているので。また、今日は1点リードしていたということもあります。逆にリードできていなかったとしても思い切って交代することも考えていました。メンバー交代後に追加点を取ってくれたのは非常に大きかったと思います。


ー前半終盤に佐藤瑶大選手が素晴らしいシュートブロックを見せ、後半に相手が攻勢を強めた場面でもしっかりゴールを守りました。守備陣の評価はいかがですか?

本当によくやってくれたと思いますが、これを続けなければ意味がありません。ディフェンス陣もこれに満足することなく、しっかり準備してもらいたいと思います。


ー欠場したシュミット選手の状態を教えてください。

検査に行っているので、その結果次第だと思います。昨日の練習で違和感があって、朝起きたら痛かったと。「プレーする状況にない」というドクターの判断で、急遽ピサノになりました。武田(洋平)は朝に呼びました。犬の散歩をしているときに電話がかかってきたと言っていたので(笑)、シュミットには「もう少し早く言ってくれ」と伝えました。ただ、そこまで大きなけがではないと思います。


ーピサノ選手にはどのタイミングで先発出場を伝えたのでしょうか?

今日の8時前ぐらいです。楢﨑(正剛/GKコーチ)が直接伝えました。楢﨑も父親のような心境で見守っていたかと思いますが、いい形でJ1デビューをしてくれたと思っています。


ー今日は右サイドから得点が生まれました。

フレッシュな2人を右サイドに置きました。原(輝綺)と内田(宅哉)のコンビネーションやマテウス(カストロ)と永井(謙佑)も絡みながら、いい崩しが多くあったと思います。


ー和泉竜司選手をシャドーで起用した意図と評価を教えてください。

(横浜F・)マリノス戦もそうでしたが、和泉とマテウスや永井が絡んだときは攻撃が躍動します。チーム事情もあってなかなか和泉をトップ下で使えなかったんですが、原のコンディションが上がってきましたし、原はウイングバックよりも3バックの右のほうがやりやすそうということもあり、今日は和泉を真ん中にしました。いいプレーをしてくれたと思っています。