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2024JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ 準決勝 第2戦 横浜FM戦後 監督会見

1310月
10月13日(日)、2024JリーグYBCルヴァンカッププライムステージ 準決勝の第2戦が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムで横浜F・マリノスと対戦し、1-2で敗戦(2戦合計4−3で決勝進出)。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。

長谷川健太監督


やはりマリノスは強かったなと思います。そのなかで選手は90分間、よく頑張ってくれました。ゴールを取られたあとに気落ちせず、気持ちを切り替えて闘ってくれたと思います。特に前半は相手が押してくるなか、追加点を与えませんでした。それが同点ゴールにつながったと思います。終盤は長いボールのセカンドを取られたところから失点しましたが、そのあとも落ち着いてプレーしてくれました。スタジアムの雰囲気を作ってくれたグランパスファミリーに心から感謝したいと思いますし、その声援に応えた選手たちを誇りに思います。私が就任する前ではありますが、グランパスはルヴァンカップを獲っていますので、もう一度グランパスファミリーと共に、カップを掲げたいです。決勝戦までの期間、しっかりと準備していきたいと思います。


ー0−1で迎えたハーフタイムに、どういった修正をしたのでしょうか?

「受けちゃダメだ」という話をしました。「いかないとやられるよ」と。変な話、2点を取られたとしても1点取れば決勝進出が決まる状況でしたから、いかなきゃダメだ、と。後半の入りはすごく良かったです。スローインからの流れでしたが、あそこで追いつけたことはすごく大きかったと思います。


ー後半から投入した山岸祐也選手が、第1戦に続いて貴重なゴールを挙げました。

スクランブルの形で入った中山(克広)は、イエローをもらってしまったこともあって焦りがあったかなと。いつもの落ち着きがなく、守備対応もバタバタしていました。守備でうまくいかなかったとしても攻撃で引っ張ってくれればそれで良かったのですが、右サイドの攻撃もなくなってしまったので、後半の頭から和泉(竜司)を右サイドに回し、前線に起点ができなくなっていたこともあり、山岸を入れました。山岸と永井(謙佑)のコンビネーションが良かったと思います。そこにうまく(森島)司が絡み、いいアクセントを出してくれたと思っています。前半の最後はいろいろと悩みましたけど、コーチングスタッフと話し合いながら交代を決めました。途中出場しながら交代させるという点で、中山にとってはかわいそうな交代となってしまいましたが、代わった山岸が結果を出してくれて良かったと思います。


ー2点目を取られたあと、どういったプランを考えていたのでしょうか?

同点に追いつかれたらメンバーを交代しようと考えていました。


ー準々決勝のサンフレッチェ広島戦以降、チームは一つの方向を向いて闘うことができているかと思います。選手たちを一つにまとめている要因は?

7月の(柏)レイソル戦ぐらいから、雰囲気が変わったなと。相馬(勇紀)は1試合しか出られなかったですが、いい風を送り込んでくれたのかなと思います。「負けたくない」という思いと「もっとチャレンジしよう」という気持ち、機運が、チームに充満していきました。6月に情けない戦いを続けてしまったこともあり、「こんなもんじゃない」という思いが、選手たち発信で出てくるようになっていきました。それがチームの雰囲気を変えていったと思います。そこに新加入選手がいい形で加わってくれたこともあり、チームに勢いが出てきたと感じています。広島とああいう試合をして、PK戦の末に勝ち抜けたことはチームにとって大きな自信になったと思いますし、マリノスとの2戦でもそれを出してくれたのかなと思います。ただ、優勝しなければ何も残らないので、もう1試合素晴らしいゲームをして、みんなでタイトルを獲りたいです。


ールヴァンカップへの想いを教えてください。

タイトルを獲るために名古屋に呼ばれたと思うので、このチャンスを逃したくないです。ただ、(アルビレックス)新潟も素晴らしいサッカーをして決勝に勝ち上がったと思うので、簡単な試合にはならないと思います。しっかりと準備して臨みたいです。