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明治安田J1リーグ第31節 川崎F戦後 監督会見

229月
9月22日(日・祝)、明治安田J1リーグ第31節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムで川崎フロンターレと対戦し、2-0で勝利。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。

長谷川健太監督


チームとしてしっかりと闘えたと思います。アウェイでの川崎戦では勝てなかったので、ホームで勝つことができて非常に良かったです。


ー前線で出場している永井謙佑選手、和泉竜司選手、森島司選手の連係や精度が高まっていると思います。良くなっている要因は?

要因は分からないですけど、以前は竜司を前で使う回数が多くなかったと思います。練習でしっかり合わせられていることが連係を良くしているのではないでしょうか。彼ら3人が攻守において連係してプレーできているからこそ、いい形を生み出しているのだと思います。引き続き、けがをせずにやってもらいたいなと思っています。


ー「チーム一丸となって闘えている」と話していました。どのようにまとまりが生まれたのでしょうか?

ルヴァン(カップ)で(サンフレッチェ)広島に勝ったことが一番大きいと思います。苦しい2連戦の末、調子のいい広島に勝てたことが、チームに一体感を生み出したと感じます。苦しい試合を乗り越える経験をして、少しずつたくましくなっているのかなと思います。ただ、一瞬でも気を抜くと元通りになってしまいますので。次は中5日という日程ですので、いい形で選手をプレーさせられるようにいい準備をしていきたいです。


ー和泉選手を前線で起用することで得られているもの、その効果をどのように感じていますか?

昨年から彼の特長というかセンスを評価していて、「前で使っていきたい」と思っていたのですが、チーム事情によりサイドで出てもらうことが多くなってしまいました。本来のプレーをなかなか引き出してあげられなかったと思います。今はサイドの選手がいい形でプレーできていますので、今は和泉が一番やりたいところでプレーできているんじゃないかなと思います。


ー立ち上がりは川崎にボールを持たれましたが、危ない場面を作らせなかった印象です。対川崎という面で、ディフェンスの評価を教えてください。

立ち上がりは危ない場面があったと思います。川崎が最初から来るというのは分かっていたので、自分たちからいきたかったところなんですが、それをさせてもらえませんでした。ただ、難しい時間帯を「0」で乗り越えることができました。取り消しとなった謙佑のシュートあたりから、川崎は前にいけなくなってきたんじゃないかなと。取り消しにはなりましたけど、押し返せたことが自分たちの流れに持っていけた一つのポイントになったんじゃないかなと思います。


ー永井選手が勝利に大きく貢献しました。

やはりストライカーは1点取ると、肩の荷が下りてリラックスした状態になるものです。昨シーズンは4点を取ったあとに止まってしまいましたけど、今シーズンは自分自身で乗り越えました。リラックスしながらシュートを打てていることがいい結果につながっているんじゃないかなと思います。


ー三國ケネディエブス選手は前回の川崎戦で失点につながるミスをしてしまいましたが、今日は相手の攻撃にうまく対応し、山田新選手や遠野大弥選手との1対1でも負けなかった印象です。どのようなところで三國選手の成長を感じますか?

数々のストライカーと対戦し、「どうすれば守れるのか」ということをいろいろな人に相談しながら、トレーニングでトライをしています。今日の試合では、山田に背負われて危険な場面を作られることもあったので、もっともっと強くなってもらいたいと思いますが、シーズン当初に比べれば大きな成長を遂げている選手の一人だと思っています。