長谷川健太監督
ーアルビレックス新潟戦の前日に行われた囲み取材で、「新潟や川崎フロンターレなどは構造的には同じ」ということをおっしゃっていました。それを考えると、新潟戦でいい形でしっかり勝てたことは弾みになるのではないかと思います。
そうですね。ただ、川崎の個は新潟よりも断然上だと思います。チームの練度という部分では新潟は非常にクオリティが高いと思いますが、一人ひとりの個という部分で比べてしまうと、川崎の選手の個の力はJの中でもトップクラスだと思いますので、そこは新潟と違うところだと思っています。
ーたしかに、川崎とのアウェイゲームでは個の突破の部分で相手にアドバンテージを握られる時間帯がありました。そこは警戒すべきポイントだと。
もちろんです。最近のゲームでは山田新が点を取っていたり、マルシーニョも非常に調子がいいですし、家長(昭博)も相変わらず老獪なプレーをしています。脇坂(泰斗)もいいですし、大島(僚太)がけがから戻ってきていますし……。
ー名前がどんどん出てきますね。
はい。(AFCチャンピオンズリーグエリートで)蔚山(現代)に勝って、士気が高いと思いますし、状態も上がってきているのではないかと思います。
ー今の川崎の印象はいかがですか?
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