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明治安田生命J1リーグ第22節 横浜FM戦 前々日監督会見

138月

本日8月13日(月)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第22節の横浜F・マリノス戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。


※動画のみ有料となります。


風間八宏監督


―11日の鹿島戦は4−2で勝利しました。

すごく良かったのは自分たちがやり続けたことです。ちゃんと“闘えたこと”が良かったと思います。


―4得点は取るべきところで取った結果なのでしょうか?

そういうことです。もっとチャンスはありましたけどね。一つのジャッジで流れを切られてしまうことも多かったですけど、それでも立ち上がってやり続けてくれました。(選手の)目が見えてきたと感じます。ペナルティーエリアに入る人数も増えてきましたしね。どういうふうにチャンスを作るかということを明確にできていたと思います。


―ジョー選手へボールを当てて、攻撃を始める機会も多くなったと感じます。

ジョーに当てるということではなく、ジョーがどこのポジションを取るかです。ただ、ボールをしっかりと持ち、どれだけの人数を掛けられるかどうかがベースなので。ジョーだけでなく、そこに関わる人数が多くなり、そしてそれを見ることでスムーズに流れる。これまではターゲットを入れただけでは何も起こらなかったけど、チームとしてビルドアップができるようになったということだと思います。


―最終ラインの安定感も好影響を与えているのではないでしょうか?

そうですね。後ろで取られてしまうと終わりですから。後ろの選手に余裕が出てくれば、いろいろなものが見えてくる。目を落とさずにやれれば余裕が出てくるということの証明だと思います。


―守備陣の動きをさらに向上できるイメージはありますか?

いつも言っている通り、片方だけではなく攻守一体なんでね。やられているシーンは(ボールを)取られているだけで、崩されている場面は多くないです。そこのところを解消すれば、守備をする時間を短くできる。自分たちでボールを持てれば、そういうことにも対処ができます。攻守両面において、俺たちの距離、テンポでやれればすごくスムーズになると思います。ただ、ペナルティーエリアに入られた時は個人の戦術です。人をどうつかむかですから。そういう意味では、一人ひとりの戦術眼が高くなってきていると思いますね。


―相馬勇紀選手のプレーはどのように評価していますか?

彼のスピードは(相手から見ると)すごく嫌で、我々にとっても未知の部分ではあります。トレーニングの中で見せている突破力、スピードというのは武器です。あと1、2本(のチャンスが)あったけど、仕事をしてくれたと思います。


―夏場でも走れているというのは、練習の成果なのでしょうか?

トレーニングが多いチームなので、そうなのかもしれません。サッカーというのは走り込めば走れるようになるものではないです。日々の練習で試合に近い動きを連続してできるかどうかだと思います。もちろん、元々走れる選手はいますけど、サッカーは連続ですから。その中で走れているというのはいいことだと思います。


―フィジカルトレーニングの成果は感じていますか?

あると思います。今までは補助的なものでしたが、選手に意識させるようなものになってきました。(前半戦は)試合が多くて体へのアプローチがなかなかできませんでした。維持をするのはもちろん、高めるというか、認識を変えるというところで柳下(幸太郎フィジカルコーチ)が良くやってくれました。川崎(英正トレーニングコーチ)とも話しながらやってこれたことが良かったのだと思います。選手の意識が変わると何が違うかと言えば、自分でやるようになるんです。それが一番ですね。


―中盤の選手起用については調整していく必要があります。

(コンディションの整わない選手がいる中でも)やっていくしかありません。逆に言えば、ハチ(八反田康平)をはじめ、これまで出てこなかった選手にとってはチャンスですからね。自分たちの力を示してくれれば、そのまま自分のポジションになります。そういう争いをもっともっとしていってもらいたい。どういう状況でもそういう戦いが続くことが一番です。そうでなければチームは成長していきませんから。他の選手たちもゆっくりとリハビリをしていないで、早く戻ってこないとね(笑)。期待しています。


―連勝中のチームに対して、どのようなアプローチを心掛けていますか?

いつもと変わりませんよ。良くなるためのトレーニング、意識を作っていかなければいけません。相手で変わるわけではなく、自分たちですから。「3」できていたことを「3.5」、「4」にしていく必要がある。そういったアプローチをずっと続けているわけだから、選手の頭の中も明確になっていきます。できなくても分からない選手はいないはずだから、そこに対してみんなでアプローチをしていく。これは変わりません。自分たちが何をすべきか。グラウンドの中で意思表示をし、正確にやることで無駄はなくなると思うので。できるだけ無駄をなくしてしっかりとやっていってもらいたいです。

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