長谷川健太監督
ー天皇杯の敗戦から切り替えて、リーグ戦に向けて仕切り直すような形になると思います。どういったアプローチをしていきたいですか?
「どんな理由があってもホームで負けてはいけない」という話を全員にしました。この悔しさを次の試合に向けていくしかないですし、勝ってそういう気持ちを晴らしていくしかないと思っています。ホームでサポーターが応援してくれているなかで勝利を、という思いでずっとやっていますので、明日はしっかりと闘ってくれるのではないかと思っています。
ー闘う部分に立ち返るようなアプローチになっていきますか?
それはないですね。毎試合闘っているつもりではいますから。天皇杯で闘っていなかったかと言えば、今使えるベストを組んだつもりですし、結果的に若い選手が出ましたけど、現状のなかで元気な選手を11人そろえて、控えメンバーも含めてしっかりと勝てるメンバーをそろえたつもりです。会見でも言いましたけど、現状のベストの布陣でいきながら点を取れなかったというのは、本当に完敗だったと思っています。
ー天皇杯では韓国代表から帰ってきたばかりのハ チャンレ選手がベンチ入りしました。
本人から「試合をやっていなかったので、少しでも試合勘を」という希望がありました。午前中に少し体を動かして、感覚的に少しでもおかしいところがあればやめようと話していましたが、「いけます」ということでした。ただ、公式戦なので確実に使うという保証はできないという話もして、「チャンレを使う場合はけが人が出たり、延長戦に入ったり、そういうシチュエーションに限られるけどいいか?」と確認したところ、「それでもしっかりと準備したいです」という話だったのでメンバーに入れました。
ー韓国代表を経験して、一回り大きくなった姿に期待もあると思います。
すごくいい刺激になったみたいなので、その感じてきたものを今後の活動、プレーに生かしてもらえればと思っています。
ー近年のグランパスからは相馬勇紀選手や森下龍矢選手、藤井陽也選手が日本代表に選出されていました。代表から戻ってきた選手に求めることは何かありますか?
やはり代表での経験、肌で感じたものをチームメイトに伝えてもらいたいと思いますし、代表選手としての責任感というか、プレーで存在感を示してもらいたいと思います。
ーカップ戦が3試合続いたことでいろいろな選手起用ができたと思います。そのなかでチームとして得られたものは?
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