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明治安田生命J1リーグ第19節 仙台戦後 選手コメント①

18月

8/ 1(水)、明治安田生命J1リーグ第19節が行われました。名古屋グランパスはユアテックスタジアム仙台でベガルタ仙台と対戦し、2-1で勝利。試合終了後、前田直輝選手、和泉竜司選手、ジョー選手が試合を振り返りました。


前田直輝選手


―勝ち点3を手にしました。今日の試合を振り返ってください。

正直、最後は長かったです。僕は最後足をつっちゃいましたけど、僕以外の10人とベンチのみんなが必死で1点を守りきってくれたので、僕がここに立てているのだと思います。中断期間でいろんな想いを持って来た選手が多いと思います。元からいた選手も、いろんな想いを持って今日のピッチに立っている。ベンチにいた人も、練習から相手役としてやってくれていた選手たちも。みんなのいろんな想いがあったと思うので、本当に次につながる勝利になったと感じています。


―今日の決勝点は加入後初得点となりました。得点シーンを振り返ってください。

今までだったら裏に抜けちゃうところで、足元で止めるという感覚は名古屋に来て初めてのものでした。それを(和泉)竜司くんと練習中からしゃべりながらやっていて、いいボールがきました。練習の成果が出たと思います。初めての感覚で、ファーストタッチがうまくいって良かったと思います。「人に仕掛ける」という風間さんの口癖じゃないですけど、今までだったらスペースに走って受けようとしていたところで、体が動いたというか練習の成果が出たのかなと。(和泉)竜司くんがスペースじゃなくて、足元にピタッと入れてくれる。それは風間さんが何度も言っていたところなので、そこが表現できたことは今までにない感覚というか。楽しいという感覚ですね。


―それは名古屋に来たことで初めて感じた感覚なのでしょうか?

止まって相手からプルアウェイして逃げて、足元にボールを入れてもらうというのは、今までになかった感覚です。ダイアゴナル(斜め)に抜けるとか、スペースに走るという感覚は今まで持っていましたけど、あのシーンだけかもしれないですけど、初日から風間さんがマンツーマンで教えてくれていた部分ができたのかなと思っています。


―1点目はジョー選手と前田選手の連係から生まれました。練習通りというイメージですか?

近い距離感でと考えている時に、ジョーがクロスを上げるタイミングで、あそこから俺に対して頭には来ないだろうというイメージはあって。でも正直、ちょっと遅れたんですよね。それでもジョーが潜ってくるのが見えたし、あそこで自分でターンするという選択肢もあったかもしれないですけど、前向きでいいスピードで入ってきていたのが見えたので、ジョーに落とした方がチャンスになると思いました。いいコンビネーションで点が取れたと思います。


―ジョーの近くでプレーする意識は強かったのでしょうか?

練習からジョーの近くでというイメージはありました。ジョーがあそこで半歩出ることは分かっていたので、そこで「あ、俺の方に来るな」とイメージできていました。その後のジョーの動き直しも、ストライカーだなと感じましたね。若干ズレていたかもしれないですけど、よく右足で決めてくれたなと思います。


―仙台は縦に早く、攻撃に人数を掛けてきました。そういう状況では攻撃の終え方も重要になったと思います。

僕も含めて軽いプレーというか、フリックをミスしてカウンターを受けることも前半は多かったですし、後半は押し込まれる時間が長かったです。そういった中でシュートで終わる、攻めきるということは、みんなが共通理解として持っている部分ですね。風間さんも「カウンターは起きるものではない」と言うくらい、シュートで終えたら起こるものではないと思っているので、そこはもっともっとクオリティーを上げていかなくてはいけないと思っています。


―自分たちのミスで流れを失いそうになる時間帯もありました。そのような時に必要となるのはどのようなプレーなのでしょうか?

僕は「前で時間を作る」というイメージがありました。すぐに取られたら押し込まれる時間が多くなると思ったので、時間を作ることを考えていましたね。ただそこは僕の力量で、まだまだだと思います。


―最初はバタバタするスタートとなりました。

入りが悪いなという印象はありました。やっぱりミスマッチが生まれていたというか。風間さんもすぐにフォーメーションを変えて、それである程度時間もボールも保持できるようになって、いい形から2得点を生むことができたと思います。そこは次の試合からの課題になってくると思いますね。


―試合途中にどのようなフォーメーション変更があったのでしょうか?

最初は4−4−2で僕とジョーの2トップで入りましたけど、サイドで1対2を作られた時間があったし、やっぱり(ガブリエル)シャビエルもジョーの近くでプレーした方が怖いので。僕とシャビがジョーの近くにいるスリートップみたいな形で、玉さん(玉田圭司)と竜司くんが2シャドー、(小林)裕紀くんのワンボランチに変わりました。それである程度時間も作れたと思います。玉さんはやっぱりボールを持つのが上手い選手で、違いを作ってくれました。前の選手としては動き直しがしやすかったですね。いいタイミングで変わったと思います。


―アウェイでも大勢のサポーターが背中を押してくれました。

(実際に)走れていたかは分からないですけど、最後に足をつっても走れるくらいの声援を送ってくれたので、本当に感謝したいです。


―今後の意気込みを聞かせてください。

まだまだゴールが必要だと思います。まだまだ勝ち点も必要だと思っています。次のガンバ戦では勝ち点3を、連勝を狙えるようにまた準備したいと思います。

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