NGE

明治安田生命J1リーグ第31節 横浜FM戦 前日監督会見

309月

9月30日(金)、チームはトヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、10月1日(土)に行われる明治安田生命J1リーグ第31節の横浜F・マリノス戦に向けて、長谷川健太監督がオンラインでの記者会見を行いました。


長谷川健太監督


ー昨日、ASローマとフレンドリーマッチを行うことが発表されました。いい機会だと思いますが、監督としてはどう考えていますか?

今はローマとの試合よりも、(横浜F・)マリノスとの試合のことで頭がいっぱいなので。ローマ戦については、また終わってから皆さんにコメントをしたいなと思います。


ー1つだけ聞かせてください。ローマを指揮しているジョゼ・モウリーニョ監督は世界トップレベルの監督です。世界的に有名な監督が率いるチームと闘えることについてはどう感じていますか?

非常に楽しみにしています。夏には海外のチームから指名がなかったので(笑)。今回こういう形で試合ができるというのは、選手たちにとってもいい刺激になると思いますし、クラブにとってもいい刺激になると思います。楽しみにしたいと思っています。


ー横浜FM戦に向けて、マテウス カストロ選手が練習に復帰したことが大きなトピックスだと思います。彼の状態や起用に関してはどう考えていますか?

先発で使います。これから体調不良等があればわからないですが、問題なければ先発で使います。


ー今週の公開練習では、少しセーブしてプレーしている印象を受けましたが、スタメンで使える状態になってきたということですか?

そうですね。今週いいトレーニングをやれているので、問題なくやれると思います。


ー横浜FM戦の戦い方については、マテウス選手が離脱をしていた時よりもポジティブに考えられる部分が強いですか?

それはわからないですね。いつもベストメンバーを選んで闘っているので、今回もベストの18名で闘っていきたいと思います。


ー今週の練習では攻撃に力を入れているように感じました。仕上げの部分をテーマに置いているのでしょうか?

今週やったような練習は、年間をとおして結構やっているんですけど、それがなかなか結果的に結びついていないと。ただ、やり続けながら決定機のところまではいけるようになってきているので、あとは誰でもいいので一発決めてくれれば、そこから流れが来るのではないかなと思います。


ー監督は以前「得点が取れそうな場所に愚直に入っていくことで得点の確率を上げる」とおっしゃっていました。そういった部分に関してはいかがですか?

まだ足りないと思います。そこを愚直にできる選手が本当の意味でのストライカーだと思うので、そういう意味ではまだ作り手にいってしまって、なかなか仕留めに入りきれていない部分もあると思います。もっと得点にこだわる選手が出てくれば、また変わってくるのではないかと思いますし、今出ている選手もさらにそういうところを意識して、促してはいるので試合のそういう状況の中で判断ができるかどうか。それも癖だと思うので、そういう癖をしっかりと付けるような意識を高く持ってもらいたいなと思います。


ー個人だけでなく、チーム全体としてそこを狙いにいけるかも重要だと思います。チームとしての得点への意識はいかがですか?

意識はしていると思います。まだまだ足りないと思いますが、それぞれの選手が「ここに入らなければいけないんだ」ということはわかっていると思うので、あとはその精度だと思います。


ー監督の出身地である静岡県静岡市清水区は、台風15号による被害を多く受けました。ご家族や友人の方が多く住んでいらっしゃると思いますが、どういった状況だと聞いていますか?

心配はしているんですけど、誰もなにも言ってきてくれないので、大丈夫かなと思っています。私もニュースで知り得る情報しかわからないです。


ー出身地が大変な状況ということはどう感じていますか?

私が小さい時にも七夕豪雨(1974年)というのがあって、甚大な被害が出ました。本当に心配です。断水などもしているので、早く解消して普通の生活に戻れるように願うしかないなと思います。


ー監督としてはサッカーに集中するというところだと思いますが、どういうところで力になっていきたいと思っていますか?

我々はサッカーで(力になれれば)。清水エスパルスもそうだと思いますが、試合でそういう人たちを勇気づけるしかないと思います。現地の選手であったり、チームやクラブの人たちがボランティアに関わっていると思いますが、今私にできることは名古屋で勝利すること。そういったサッカーを見せることによって、少しでも気にしてくださる方に勇気を与えられるかどうかだと思います。自分の仕事をしっかりとやりたいと思っています。


ー首位に立つ横浜FMとの対戦ということで、チームの力を見せつけるチャンスだと思います。

上位チームとの3連戦の最後の試合なので、ホーム3連戦の最後はしっかりと勝って、ファミリーの皆さんに喜んでもらえるような試合内容と結果を求めていきたいと思います。


ー代表活動に参加していた相馬勇紀選手にこれからどんなことを期待したいですか?

今日も元気に練習していたので、コンディションは問題ないと思います。ここから最後のアピールをできるかどうか大事な時期だと思うので、なんとか最後に(日本代表に)滑り込んでくれればと願うばかりです。


ーグランパスからワールドカップメンバーに選ばれれば、ほかの選手にもいい刺激があるのかなと思います。

もちろんいい刺激になると思います。ただ、これは私や皆さんの投票で決まるわけではないので、森保(一)監督がどういうふうにチョイスするかどうかです。結果を楽しみにしたいなと思っています。


ー先日の公開練習ではオールアウトを実施していました。気候が涼しくなり、選手のコンディション調整がしやすくなったかなと思います。

夏の一番暑い時期に比べたらだいぶ過ごしやすくなったと思いますが、それでも豊田は暑いので。ただ、選手たちの動きは本当にいいと思います。明日はマリノスにとっても非常に大事な試合なので気合いを入れてくると思いますが、気持ちで負けないように闘うだけかなと思います。


ー「首位を倒すというモチベーションが高い」と内田宅哉選手がおっしゃっていました。首位相手に自分たちの力を出せるかという部分やここで横浜FMを破ってリーグをおもしろくしてやろう、という気持ちもあるのではないかなと予想しています。モチベーションが高くなる要因はどこにあると考えていますか?

要因は首位のチームとやるということです。それが非常に大きなモチベーションになるのではないかなと思います。


ー前回対戦は悔しい負け方をしたので、リベンジという面もあると思います。

今のルールではマリノスの1点目はゴールにならないということなので、そういう意味で非常に悔しい思いをしました。簡単な相手ではありませんが、そこにチャレンジして勝つことがグランパスの試合を楽しみにしてくださっている皆さんに対しての、我々の務めであると思っています。向かっていって、熱い試合をしたいと思っています。


ー横浜FMはけが人を抱えていますが、チームの状態をどのように捉えていますか?

西村(拓真)は練習をやっているようなので、もしかしたら出てくる可能性もあるかなと思っています。彼がいないとクロスの高さという部分でマリノスにとっては痛いのかなと思いますが、それを埋めて余りある戦力がいます。マルコス(ジュニオール)がトップ下をやったり、エウベルや水沼(宏太)、仲川(輝人)もいます。けが人が出たとしてもレオ セアラが前をやったり、うちとの試合ではアンデルソン ロペスと並べてきたりしたので、いろいろな組み合わせができるチームだと思います。それがACL(AFCチャンピオンズリーグ)に出ているチーム。(チームにとって)けが人は痛いと思いますが、それを埋めるだけの選手が十分にいると思っています。


ー厚い戦力を持っている相手だからこそ、ピッチの中で臨機応変に対応できるかも大事になってきそうですね。

そうですね。流動性のあるチームなので、そういうところは非常に大事なポイントになるかなと思います。


ー勝負のポイントはやはり先制点でしょうか。粘り強く守ることが大事になりますか?

あまり粘り強く守るという意識は持ちたくないですが、守らなければいけない時は守ることになると思います。ただ、気持ち的には攻めたいと思っています。