長谷川健太監督

お互いに気持ちを出した試合だったと思います。特にヴィッセル神戸は菊池流帆選手が入って攻撃へのパスが入る形で、後半はGKもあまりボールを触らずパントキックを選択していました。ディフェンスラインが危ないシーンも何度かありましたが、キーパー含め集中して闘うことができていたと思っています。攻撃でもチャンスは何度かあったのですが、決めきることができず、引き分けは妥当な結果だったと思います。ただ、アウェイで勝点1というのは悪くなかったと思いますし、次のホームの試合に向けしっかりと準備したいと思います。

ー今日は勝点1を獲得したことに大きな意味があったと思います。GKのランゲラック選手の存在感について、監督はどう捉えているのでしょうか？

本当に危ないシーンがありましたが、ランゲラックが落ち着き、動かないということが相手にとって脅威になる、そういう存在感を本日も見せてくれたと思います。

ー攻撃面でチャンスが少なかったように思います。監督としてはまず相手への守備ということを考えていたのでしょうか？

（神戸は）ホームでなりふり構わずという形で闘っていましたし、簡単ではなかったと思います。ただ、終盤になって「いってこい」という状況になってから惜しいシーンが何度かあったので、あのようなシーンで決めきることができれば、と思います。前半で何度かチャンスもありましたし、そこで決めていればとも思っています。ヴィッセル神戸はACL（AFCチャンピオンズリーグ）でも勝てるような力のあるチームですし、簡単な相手ではないと思います。今日は全員が守備で闘ったこともあり、難しかったと思います。簡単にチャンスを与えてはくれませんでした。

ー前半は神戸にボールを持たれるシーンが多かったかと思います。どう対応し、後半に向けてどのような指示を出されたのでしょうか？

ボールを持たれても深い位置まで入られることはなかったですし、ほぼほぼシュートを打たれていなかったと思います。飲水タイムの時に「センターバックに持たせてもいい」という話をしました。そこからバランスが良くなったと思います。

ー今日もディフェンスで藤井陽也選手が効いていたかと思います。今日の評価をお聞かせください。

今日は本当に難しい対応もあったと思いますが、最後の集中力だったり、しっかりと対応してくれたと思います。今日も存在感があったと思います。

ー稲垣祥選手が100試合連続出場、永井謙佑選手がJ1通算350試合出場を達成しました。2人に対する評価をお聞かせください。

まだまだ記録を伸ばせる選手だと思っています。謙佑は得点にこだわってプレーをしていますので、そういったプレーを続けてほしいです。祥は“鉄人”というか、頭が下がる思いです。Jリーグの連続試合出場の記録に迫るような結果に期待したいと思います。