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明治安田生命J1リーグ第21節 清水戦後 監督会見

107月
7月10日(日)、明治安田生命J1リーグ第21節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムで清水エスパルスと対戦し、0-2で敗戦。試合終了後、長谷川健太監督が会見に臨みました。

長谷川健太監督


ファミリーの皆さまは勝利を期待して集まっていただいたと思いますが、勝利を届けることができず大変申し訳なく思います。試合前にいろいろなことが起きましたが、それを言い訳にすることはできません。本当に悔しい敗戦だったと思っています。


チャンスの数はお互いに同じくらいあったと思いますし、先制するチャンスも作っていましたので、どちらが(先に)決めるかという展開でした。後半の頭は非常にいい形で相手に圧力を掛けることができていたので、強いて言えば前半からあのような形でプレッシャーを掛けられれば良かったと思います。ただ、選手たちもハーフタイムに切り替えて、またスイッチを入れてくれたと思います。VARで微妙な判定もありましたし、もう一歩というところでなかなか決めきれなかったところから、最終的にリスクを含めて攻撃に出たところで1人退場となってしまい、追加点も与えてしまいました。


切り替えてやってくしかないと思っています。天皇杯は中2日と日程も厳しいですし、コロナで何人か起用できない選手もいる状況ですが、全員の総力戦で闘うしかないと思っています。


ー終盤に宮原和也選手を投入し、中谷進之介選手を前線へと上げました。非常に苦しい台所事情を表している起用だったかと思いますが、この交代の意図をお聞かせください。

中に高さのある選手がいませんでした。さすがに高校生の貴田(遼河)に1点を託すというわけにはいかない状況でした。リードしている、気楽な状況なら貴田を投入することもあるのですが。少し考えましたが、さすがにそれは難しいということで、少しでもクロスに合えばという考えで、中谷を前に出し、あのような形にしました。


ー先発で起用した柿谷曜一朗選手は、ゴールがないことを気にしているようですが、彼のプレーをどのように評価されているのでしょうか?

今日もよく頑張ってくれたと思います。今日も2度ほど決定機があり、ヘディングシュート、抜けて右足でシュートを打ったシーンもありました。角度のない位置でしたが、ああいうシュートへ至るまでの局面に顔を出せるようになってきましたし、あとは得点を待つしかないと思っています。


ー試合にうまう入り、チャンスを作り押し込んでいました。ここ数試合、試合への入りという部分を大切にされているかと思いますが、今日の試合はどのように感じていたのでしょうか?

いい入りができたと思います。清水エスパルスも、カルリーニョス(ジュニオ)選手をサイドに持ってきてズレを誘うような形で入ってきましたし、積極的に前からという狙いがあったと思いますが、うまく対応できたと思います。自分たちが攻めていた中でのカウンターという部分で、少し相手の足のほうが先に進むという部分はあったと思います。もう一歩早く戻っていればということだったと思います。


ーそこで1点を決める力が今後の課題になるのではないでしょうか?

ゴールの部分がずっと課題です。後半戦、新しいメンバーも入ってきましたので、そういうメンバーも含めもう一度、人選を考えたいと思います。