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天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会 3回戦 ツエーゲン金沢戦 前日監督会見

216月
6月21日(火)、チームはトヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、6月22日(水)に行われる天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会3回戦のツエーゲン金沢戦に向けて、長谷川健太監督がオンラインでの記者会見を行いました。

長谷川健太監督


ー前節の浦和レッズ戦から切り替えて、明日の天皇杯3回戦のツエーゲン金沢戦に臨む中で、メンバー起用を含めてどんな準備をしていきたいですか?

また別の大会ですので切り替えて、しっかりと次のラウンドにいけるように全員で闘っていきたいと思っています。


ー連戦ということと相手がJ2クラブということを考えると、選手起用に手を加えることも考えられます。メンバー選考についてどんな基準を設定していますか?

もちろん勝てるメンバーを送り込んでいきたいと思っています。バスでの移動が5時間あるので、ケガ人は置いていこうと思いますが、それ以外の選手はみんな連れていきます。しっかりと闘えるメンバーで遠征にいきたいと思います。


ー浦和戦は試合の入り方の重要性を改めて感じさせられた試合になったと思います。繰り返さないために選手にどんなことを伝えましたか?

浦和戦の振り返りはまだ厳密にはしていません。今回は別の大会なので切り替えて、金沢戦に向けた戦い方を準備しています。浦和戦の反省点としては、(浦和の)先発メンバーを見た時にああいう戦い方をしてくるのは予測がついたので、選手にも話をしましたし、(ルヴァンカッププレーオフの)京都(サンガF.C.)戦がいいシミュレーションになったと思っていました。京都が立ち上がりからアグレッシブにプレッシャーを掛けてきた中で、難しい時間帯もありましたが、しっかりと耐えて、「0」で抑えながら自分たちの時間に持っていったと。(浦和戦も)そういう戦い方になるだろうと話をして送り出したのですが、スタジアムの雰囲気や雨という部分で、若干いつもとは違う選手が何人かいたと思います。その中で浦和の出足に持っていかれてしまったなと。1失点目はしょうがないとして、2失点目はキックオフと同時にプレッシャーを掛けられて、(ボールを)下げて、またコーナーキックを与えてしまい、連続で取られてしまったと。ああいう取られ方をしてしまうと、やはり苦しい試合展開になってしまいます。点を取ったあと、取られたあとは改めて大事な時間だと思いました。そういうことは選手たちもわかっているとは思いますが、雰囲気に飲まれてしまった部分もあったと思います。そういうところは今後、改善しなければいけないと思っています。


ーああいった形での失点は、序盤戦ではいくつかありましたが、最近は減ってきていました。また同じような形で失点してしまった要因についてはどう考えていますか?

京都との試合でいい勝ち方をしたというところで、慢心とは言いませんが、少し油断があったのかなと思います。入りが少し甘くなってしまった部分と、浦和の選手が危機感を持って入ってきて、今までにないようなパフォーマンスを見せたというか、終盤に足をつっている選手がいたり、それくらい出しきってきたと。そういう中で本来であれば、こちらは受け止めながら自分たちの時間に持っていかなければいけませんでした。後半の立ち上がりも相手は圧を掛けてきましたが、しっかりと外して自分たちの形を作れていたので、前半の立ち上がりにも同じようにできれば良かった。ただ、入りは悪くなかったかなと。マテウス(カストロ)から稲垣(祥)に渡ってからのシュートが入っていれば先制という展開もあり得ました。その後、明本(考浩)の背後を狙うボールの処理などが中途半端になってしまった。本来であれば、相手の攻撃をしっかりと切るプレーを選択しなければいけないのに、つなぐのかクリアするのか、中途半端なプレーになってスローインになったり。裏へのボールに武田(洋平)が出ていって、ゴールキックにしようと流したのに、足に当たってコーナーキックになってしまうなど、中途半端なプレーから相手のセットプレーにつながってしまった。ああいう時にこそ「つなぐ時はしっかりつなぐ」、「切る時はしっかり切る」というハッキリとしたプレーをしなければいけなかったと思っています。


ー京都戦の勝ち方が理想的だっただけに、いい感触すぎて油断が生まれたということもあったのでしょうか?

結果論からすると、多少なりともそういうところがあったのかなと。こちらとしても、そういった油断が出ないようにしていたつもりですが、やはりどこかに甘さがあったのかなと思います。浦和の選手たちのほうが闘っていたと思いますし、それは認めざるを得ません。


ー浦和の闘う姿勢から感じるものもあったと思います。改めて勝利への執念の大事さをどのように感じていますか?

我々もいつも執念を持ってやっているのですが、ホームの浦和に少し上回られてしまったという結果だったと思います。ただ、試合後の会見でも言ったように、内容的には取られ方が悪く、連続失点とかセットプレーから失点してしまいましたが、それ以外はしっかりと闘えていました。やはり立ち上がりに相手が圧を掛けてきても今はしっかりと外せるだけのベースがあると思いますので、もっと自信を持って動かす、もしくは難しいボールであればしっかりと切るというプレーができればまた少し違った展開になったと思います。難しい時間帯をしのぐ力が本当の意味で付いてくれば、また一回り大きなチームになると思っています。


ー前節の試合を受けて、次の試合で特に意識すべきだと感じることは?

金沢はホームで、J1のチームを食ってやろうという形でくると思いますので、相当な覚悟でくると思います。まずは気持ちの部分で負けてしまったら難しい展開になると思います。球際であったり気持ちの部分で相手に負けないことが重要だと思っています。


ー金沢の印象はいかがでしょうか?

闘うチームだと思います。柳下(正明)監督はジュビロ(磐田)時代から知っていて、そういうチームを作る監督だと思います。ここ2戦は上位の相手に対して、横浜FC戦では先制されたけど追いついて引き分けで終わりました。(FC)町田(ゼルビア)戦では先制されて追いつき、2点目を取られてもまた追いついて、最終的には決勝点を取られましたが、非常に粘り強い戦いをしてくるチームだと思います。簡単にはいかないと思っています。


ー明日は雨予報ということで、先ほどおっしゃられたように中途半端なプレーをしないことがより重要になると思います。

ピッチコンディションは当日になってみないとわからないですし、金沢のあのスタジアムでプレーしたことのある選手はそんなにたくさんはいないと思います。やったとしても名古屋がJ2時代だと思いますので、少し前の話になると思います。ピッチコンディションはわからない部分がありますが、中途半端なプレーをしないことは当然だと思います。金沢はハメてくるチームでもあると思いますので、そういう相手に対してしっかりとしたプレーをすることが非常に重要だと思っています。中途半端なプレーをしないということは闘う上で大事だと思っています。


ーハメてくるという点については、前節の浦和戦でミスが生まれた要因にもなったと思います。

先ほど言ったように後半の特に立ち上がりも相手はハメにきていたと思うのですが、結局最後は浦和も撤退しました。ミスを引っ掛けられてカウンターに持っていかれた場面も何回かありましたけど、自分たちがしっかりとビルドアップしながら、マテウス個人の力ですけど、右サイドを割って阿部(浩之)に折り返して阿部がシュートを打ったシーンであったりとか、もう一歩抜け出してというような、もう一歩のところまでは作れたと思います。ああいう中でセットプレーも我々も何本か取っていたので、セットプレー絡みでも1点を返すことができればまた違った流れに持っていけた展開だったと思います。後半ずっとやられっぱなしというわけではなかったと思います。前半、少し浮足立っていた部分は、中途半端なプレーで浮足立ってしまったということだと思いますので、後半みたいにしっかりとしたプレーができれば。それでも何回か奪われることはあるかもしれないですが、ああいう相手の圧をずっと受けてしまうということはないのではないかなと。(横浜F・)マリノス相手でもそういう形で、ここまでも圧力を掛けてくるチームと闘って、ずっとやられっぱなしかと言ったら、今までの17試合を振り返るとそういう戦い方ができています。浦和がグッと圧力を掛けてくる中で、自分たちのミス絡みからリズムを悪くしてしまったという前半の展開だったと思います。そこさえ修正できれば、また自分たちの戦いができると思っています。自信を持ってしっかりと闘うということと、中途半端なプレーをしないこと。クリアするならクリアする。一番初めの丸山(祐市)のロングボールが少し足が開いてタッチラインを割ってしまったとか、藤井の後ろへのボールのクリアが中途半端になって相手のところにいって、中谷(進之介)が対応してクリアしたとか。武田が声を出して出ているのにも関わらず、足にあたってコーナーキックにしてしまったとか。そういう小さなミスですけど、それが相手の勢いを助長させることになったと思います。そういうプレーをしないのが一番ですが、そうやって続いてしまうと余計に相手に勢いを与えてしまうと思いますので、なんとかそういうプレーにならないようにしていかなければいけないと思っています。


ー中途半端なプレーをさせないようにどんな声掛けをしようと思っていますか?

そのままでいいと思います。中途半端なプレー、今言ったような具体的な例を挙げながらも、本人たちが一番わかっているので。中途半端なプレーをしない、というだけで選手たちは十分にわかってくれるのではないかと思っています。


ー浦和戦の1失点目についてですが、相手の出場メンバーの中で一番背の高いアレクサンダー ショルツ選手のマークにレオ シルバ選手が付いていたのは、どのような指示だったのでしょうか?

我々のコーナーキックの守り方はゾーンとマンツーマンなので、大きな選手に大きな選手をぶつけるマンツーマンのような守備の仕方をしていないということです。