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明治安田生命J1リーグ第7節 湘南戦後 監督会見

64月
4月6日(水)、明治安田生命J1リーグ第7節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムで湘南ベルマーレと対戦し、2-1で勝利。試合終了後、長谷川健太監督がオンラインでの会見に臨みました。

長谷川健太監督


先制されて難しい展開だったのですが、そこから後半でギアを一段上げました。こういうゲームをして逆転勝ちしたことは、チームにとって勢いの出る結果だと思います。非常に難しい展開となりましたが、それをひっくり返したということはチームとして自信になると思います。


交代選手、出場時間の短い選手も最後までチームの勝利のために本当に頑張ってくれたと思います。今日は選手たちが気持ちを見せて闘ってくれたと思います。


ー前半は本当に苦しい展開となりましたが、後半立ち上がりに点を取り、いい流れに持ち込んだと思います。後半はどういう展開に持ち込もうとお考えだったのでしょうか?

1点取られたあと、相手も若干、1点リードしているということで下がったのか、逆に我々が(ゴールを)取らなければいけないということで気持ちが前に出て攻勢に転じたのか、そこはわかりませんが、後半に入ってからは非常にいい形で相手ゴール前までいくことが増えました。試合前にも話していたのですが、ハーフタイムにはサイドからのクロスについて、緩いボールだとほぼ相手のキーパーが出てきてしまってなかなかチャンスにならないので、「ディフェンスラインとキーパーの間に速いボールを入れていこう」という話をしました。森下(龍矢)がいい形でサイドを破り、タイミング良くすばらしいボールを入れたと思っています。ハーフタイムには、クロスへの指示と「慌てずにもう一度ギアを上げていこう」という話をしました。


ー前半良くなかった部分で、後半に修正すべき点はあったのでしょうか?

相手の2トップ、トップ下という形でバイタルの脇(ボールを)で受けられたりしていたので、そのあたりでディフェンスラインのいき方を指示しました。後半はいい形でボールを奪うことができるようになりました。


ー阿部浩之選手が短い時間の出場でいい仕事をしました。今日のプレーの評価をお聞かせください。

最近は結構長い時間、阿部に託していたのですがなかなか結果が出ず、今日はプレーする前にいろいろと話をしました。短い時間でしたが、本当にいいボールを前線に供給してくれたと思います。最後は難しい局面だったと思いますが、PKをしっかり決め、自分の仕事をしてくれたと思います。


ー今日は相手のオウンゴールを誘ったクロスも含め、森下選手が非常にいいプレーを見せました。彼を右サイドバックで先発起用した意図をお聞かせください。

クロスの質という部分で森下は非常にいいものがあります。運動量とクロスの質というところ、あとは連戦ですのでサイドバックのポジションはうまくローテーションしながら、というところで今日は宮原(和也)を休ませました。もちろん内田(宅哉)も入りましたが、吉田(豊)と宮原、森下という3人でうまく回せていければと思っています。


ー結果的にPKとオウンゴールという得点でしたが、そこへつながるクロスや相馬勇紀選手の飛び込みなどがあったかと思います。今日のチームの評価をお聞かせください。

フリーランニングでよく斜めに走っていました。前半から斜めのランニングでマテウス(カストロ)が飛び出したり、阿部が入ってあのような相馬へのボールが出たと思います。1点取ったあとは、もう1点を仕留める場面が途中で何度かあったので、そういうところで決めきることができれば、もう少し楽な展開に持ち込め、試合を終えることができたのかもしれません。ただ、そんなに簡単ではありません。今日のような難しい展開の中で勝ちきったことはチームにとって非常に大きな結果になったと思います。