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明治安田生命J1リーグ第5節 柏戦後 監督会見

203月
3月20日(日)、明治安田生命J1リーグ第5節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムで柏レイソルと対戦し、1-1で引き分け。試合終了後、長谷川健太監督がオンラインでの会見に臨みました。

長谷川健太監督


最後は「なんとか勝点1を死守した」というような展開になりました。前半は非常に攻撃の形も良く、最近のゲームの中では一番いい45分だったのではないかと思います。ただ、(試合の)入りが良くなかった点はもったいなかったと思います。


後半になってミスから相手にショートカウンターを受けるシーンが多くありました。ああいうミスを減らしていかないと90分をとおして、しっかりとしたサッカーをすることは難しいと思います。45分間、やることができましたから、その時間帯を60分、90分と増やしていく作業をしたいと思います。


ー前半はボールがつながり、厚みのある攻撃ができていたと思います。その要因はどこにあったとお考えでしょうか?

今日はマテウス(カストロ)と相馬(勇紀)を(左右)入れ替えて臨みました。彼らのプレーは良かったです。特にマテウスの出来がすごく良かったので、うまく内と外を使い分けることができました。右サイドでは稲垣(祥)と宮原(和也)が絡みながら、左サイドでは森下(龍矢)と相馬で何回かいい形を作りました。仙頭(啓矢)の1対1やマテウスのクロスから金崎(夢生)のヘディングなど、流れの中から決定機を作れたことも今日の収穫だったと思います。セットプレーも惜しいシーンがありましたが、後半はその数が少なくなってしまいました。そこは残念だったと思います。

 

ー両サイドバックの選手が攻撃に関わるシーンが増えました。どこが良くなったのでしょうか?

日々トレーニングをしていますし、前節できなかったことを少しでも次の試合で改善しようと取り組んだ成果が出ていると思います。引き続き、やれた部分を少しでも長くするということと、できなかった原因をしっかりと分析して取り組みたいと思います。

 

ー金崎選手が今シーズン初先発し、執念のプレーがマテウス選手の同点ゴールへとつながりました。今日の評価をお聞かせください。

トレーニングからしっかりと結果を出してくれていますし、キャンプからトレーニングの前の準備も入念に取り組んでくれています。練習試合でも結果を残し、トレーニングでもしっかりとしたパフォーマンスをしてくれています。前線でなかなか“当たり”がない中で、夢生のプレーに期待して今日は先発で起用しました。期待に応えよく頑張ってくれたと思います。

 

ー後半はミスも増えたという話がありましたが、その要因として相手の変化も理由として挙げられるのでしょうか?

相手の変化というよりも、自分たちから突っ込んで捕まったり、ミスが絡んでショートカウンターを受けるシーンが多くありました。後半は食いついて背後に流されたシーンもありましたが、いくならもっと勢いをもっていかないといけません。あのような形でサイドを破られ、クロスを上げられるシーンを作られてしまいます。そういう部分は改善しなければいけないです。やはり迫力がなければ相手も余裕を持ってうまくサイドを突いて決定機を作ってきますので、チームとしてしっかりと対策をしなければいけません。そういう場面もありつつ、自分たちの決定機もありつつという展開の中で、仕留められるようなチームにしていきたいと思っています。

 

ー吉田豊選手がベンチ外となりました。

皆さんも見ていた公開練習時に少し足を痛めました。軽い肉離れです。全治を出すほどのケガではありません。

 

ー吉田選手の代わりに入った森下選手がオーバーラップも含めいい動きを見せていました。彼の評価をお聞かせください。

久しぶりのゲームで90分、彼も疲れたと思います。本当に最後まで良いプレーをしてくれましたし、また今後のプレーに期待したいと思います。

 

ー来週末は代表ウィークとなりリーグ戦は少し中断します。今後の2週間はどのような調整をお考えでしょうか?

ルヴァンカップもありますので、その試合もうまく使いながら。4月は8連戦という日程ですし、同じ先発メンバーでは回せなくなると思いますので、ルヴァンカップ等も見ながら試合に出てやれる選手を増やしていく作業をしたいと思います。

 

ー攻撃の厚みという部分ではマテウス選手と相馬選手のポジションを入れ替えたことで良くなったと思います。後半はそこも少し難しくなったように感じました。今後は、どう選択肢を増やそうとお考えでしょうか?

途中から出た選手がもっと活躍し、試合を決めるところまでいってくれると言うことはないのですが、今日は途中から出てゲーム的にはパワーダウンをしてしまいました。勝負を決める時間帯にしっかりと結果を残す選手を見極めていきたいと思います。練習を見た上で、いい状態の選手はルヴァンカップでも起用したいと思いますし、その中で試合勘を戻しながらリーグ戦で活躍できるよう期待したいと思います。