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明治安田生命J1リーグ第1節 神戸戦後 監督会見

192月
2月19日(土)、明治安田生命J1リーグ第1節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムでヴィッセル神戸と対戦し、2-0で勝利。試合終了後、長谷川健太監督がオンラインでの会見に臨みました。

長谷川健太監督


難しい試合になりましたが、チームが一つになって難しいゲームを勝ちきったと思っています。ホームでの開幕戦を白星で飾り、最高なスタートが切れたと思いますので、これをルヴァンカップや第2節以降につなげていかなければいけないと思っています。

 

ー今日は試合の中で徐々に勢いを上げていった印象です。選手の動きについてどのように感じていますか?

やはり始めは硬さもあったと思います。また、このメンバーで試合に臨むことが初めてでしたので、慣れない部分もあったと思います。ただ、昨年からのメンバーが8割方を占めており、そこに新しく入ってきた選手が加わりました。尻上がりにリズムが出てきたと思っています。加えて、先制できたこともチームにとって非常に大きかったと思います。相手に退場者が出て以降、何度かミス絡みで危ないシーンもありましたが、落ち着いてプレーしてくれたと思います。

 

ー得点シーンについてはプレシーズンから意識して取り組んできた部分かと思います。今日の2ゴールの形についてはどのような印象をお持ちでしょうか?

2点とも非常にいい形でのゴールだったと思います。チームとしてチャンスの数をもっと増やせるように、これからトレーニングで積み重ねていきたいと思います。また、今日出た課題も次のゲームに向けて少しでも良くできるようトレーニングに取り組みたいと思います。

 

ー相馬勇紀選手を右サイド、マテウス カストロ選手を左サイトで起用しました。昨シーズンと配置を入れ替えた狙いを教えてください。

プレシーズンから彼らにそういった話をしていました。もちろん、2人ともどちらのポジションでもプレーできますが、より彼らの力を生かすために今日のような形でやっていきたいと思っています。そういう意味で(左の)マテウスのクロスで相手のオウンゴールを生んだシーンは良かったと思います。我々の今の一つの得点源、形だと思っています。それに加え、相馬からもボールが入ってくると、さらにチャンスを作ることができるようになると思っています。その練度という部分でまだ物足りない面はあります。また、相手が抑えにくる場合もあると思いますが、その時にチームとしてどうプレーできるかも重要だと思います。

 

ー90分間、前線からしっかりとプレスを掛け続けたことも今日の結果につながったかと思います。手探りな状態でもチームの力を出せたとお考えでしょうか?

選手たちには「試合でチャレンジをしよう」という話をしました。チャレンジしなければなにも変わりません。最後までチャレンジを続けてくれたと思っています。

 

ー攻撃で良さを発揮していたレオ シルバ選手を含め、新加入選手の評価をお聞かせください。

新たに加わったチアゴ、レオ シルバ、仙頭(啓矢)、酒井(宣福)が出場しました。彼らの持ち味を出してくれたと思っています。特にレオは球際の強さ、ゲームを落ち着かせるうまさなど、良さが存分に出ていたと思います。もっとコンディションが上がればさらにいいプレーができる選手だと思っています。今後の彼のプレーに期待したいと思います。

 

ー今日は相手のDFとGKの間へ落とすようなクロスが多かったかと思います。意識して狙っていたのでしょうか?

そこはあくまで選択肢の一つで、強調したということではありません。マテウスはアーリークロス気味の速いクロスが武器です。周りの選手はそれを理解し、タイミングを狙っていたと思います。

 

ー試合前々日の会見では「手応えはない」と話されていましたが、今日の試合ではキャンプ中から監督が落とし込んできたことが発揮できていたように感じました。そういう面も含めて、今日の試合を終えて手応えを聞かせてください。

先ほども言いましたが、やれた部分、やれなかった部分があり、もっともっと自信を持ってやり続ければさらに良くなると思いますし、良くしていかなければ優勝を狙えるチームにならないと思います。今日はぶっつけ本番で試合に合わせるような形でスタートさせましたが、そういう中で時間を追うごとにコンビネーションが良くなったり落ち着きという部分も出てきたと思います。さらにクオリティーを上げる努力を続けなければいけないと思っています。(今日は)選手には「よくやった」と伝えたいと思います。