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明治安田生命J1リーグ第1節 神戸戦 前日監督会見

182月
2月18日(金)、チームはトヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、19日(土)に行われる明治安田生命J1リーグ第1節のヴィッセル神戸戦に向けて、長谷川健太監督がオンラインでの記者会見を行いました。

長谷川健太監督


ー今日でプレシーズンが終わり、明日開幕戦を迎えます。約1カ月間の準備期間を振り返っていかがですか?

新型コロナウイルスの陽性者が出て、十分な準備というわけにはいきませんでしたが、なんとか開幕に間に合わすことができたと思います。今持っている我々の力を明日の開幕戦で精一杯出していきたいと思っています。


ーどういった部分で「間に合わせられた」と感じていますか?

ケガ人等々が出ず、陽性者も止まり、短い時間でしたけどなんとか合わすことができたので。あとはもうぶっつけ本番というのは否めない部分はありますが、やりながらしっかりとアジャストしていければと思っています。


ー活動休止があった中で仕上げられたという感覚なのか、監督が描いている水準の最低限のところまではこられたという感覚なのか、感覚的にはいかがですか?

最低限のところまではこられたと思っています。メンバーがそろわなくて、なにも合わせられない状況だったらどうしよう、と少し思っていました。その中で、メンバーをそろえて1週間トレーニングすることができ、その後大きな問題が出なかったので、短い期間でしたが全員が開幕戦に向けていろいろな準備をできたというのが非常に大きかったと思っています。


ーその中で先週末に実戦の場がありました。そこで得られた課題はどういったところでしょうか?

細かいところでいろいろなエラーが出ました。あとは長らく実戦をやっていなかったので、試合勘であったりとか試合体力という部分も若干の問題が出ました。試合を長くやることによって、少しでも彼らに刺激が入ったと思います。やっと1試合やれたということかなと思っています。


ーエラーというのは意識を変えれば改善できることなのか、戦術的にやらなければいけない部分なのか。割合的にはいかがですか?

なかなか言える部分と言えない部分がありますので。この1週間、精一杯準備しました。


ー先日の練習を見て、裏を取るような動きがかなり浸透してきていると感じました。攻撃に対する意識についてはある程度落とし込めたという手応えはありますか?

なにせ実戦をあまりできなかったので、手応えは全くないです。


ー意識はついてきたけど、連携のところなどで細かいミスがまだ多いという感覚ですか?

その意識がゲームの中で見られればそれで十分だと思います。それが成功するかどうかは相手次第の部分もありますし、自分たちの技術というところもあると思うので、まずはそういう意識を持って明日のゲームに臨めるかというところが非常に大事じゃないかなと思います。


ー開幕スタメンは決まっていますか?

11人のメンバーで今週1週間トレーニングしたので、なにも迷うことはないです。


ー1週間前にメンバーを決める時にも迷いはありませんでしたか?

その都度その都度のベストで、というふうにいつも思っていますので、先週の試合を踏まえて、現状のベストということでスターティングメンバーを組みました。


ーメンバー選考をする際、実績を重視するのか、可能性などを試したいタイプなのか、どちらが大きいですか?

皆さんに判断していただければと思います。


ーほぼ全選手がトレーニングに参加しているということで、コンディションの問題は少ないと捉えていいでしょうか?

コンディションの部分は、プレシーズンに試合ができなかったですからね。3試合飛んでしまいましたので、実戦不足というところは否めないかなと思っています。


ー若い選手にもチャンスを与えるとおっしゃっていました。機会は少なかったかもしれませんが、「おっ」と思うような選手はいましたか?

いません。


ー監督として16回目の開幕戦を迎えます。開幕戦をどのように位置づけていますか?

非常に大事な一戦だと思っています。「34分の1、されど34分の1」と思っていつも開幕戦を迎えています。


ー何度やっても特別な気持ちはありますか?

そうですね。特別な気持ちで迎えています。「勝ちたい」と思っています。


ー開幕戦に向けて決まってやるようなことはありますか?

特に開幕戦だからといってやることはないですね、


ー開幕戦で対戦するヴィッセル神戸に対してはどのような印象を持っていますか?

タレントがそろっていると思います。三浦(淳宏)監督になって、またチームが一つに固まってきたというか、サッカーのやり方が整ってきたと感じています。非常に力のあるチームですし、昨シーズンは3位で、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)の出場権を取れるだけ、または出場して上位にいけるだけの力はあるチームだと思っています。難しい試合になるのは覚悟してやっていきたいと思います。


ータレント集団の中であえて挙げるとするなら、警戒しなければいけない選手は?

そうやって名前を挙げるといつもその選手にやられてしまうので、今日は名前を挙げないようにします。


ーチームとして警戒すべきポイントや勝負の綾となるのはどんなところだと考えていますか?

気持ち良くサッカーをさせないことかなと思っています。


ー神戸はボールを奪うゾーンが低く、保持率を高めて得点を狙うサッカーだと思います。前からアグレッシブにいくサッカーがうまくハマりそうなイメージもありますが、そういったあたりはどのように感じていますか?

何回かは剥がされる状況はあると思いますが、しっかりと我々のサッカーをしていきたいと思っています。


ー先日、キャプテンと副キャプテンが発表されました。稲垣祥選手と中谷進之介選手に決めた理由と、期待することを教えてください。

2人ともキャプテンをできる器だと思っています。そういう中でボランチというポジションで、攻守ともに関わる稲垣にチームを任せたいという理由でキャプテンに指名しました。中谷に関しても実力的にも、人間的にもチームを任せられるだけの器があると思っていますので、どちらがというわけではなく、力を合わせてうまくチームをまとめていってほしいと思います。


ーセンターラインの選手にキャプテンを任せたいという考えはありますか?

やっぱりそうなるんじゃないかなと思います。サイドをやる選手でキャプテンというのは、あまり例はないですね。センターラインの選手が多くなるんじゃないかなと思います。