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天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会 準々決勝 C大阪戦後 監督会見

2710月
10月27日(水)、天皇杯JFA第101回全日本サッカー選手権大会準々決勝が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムでセレッソ大阪と対戦し、0-3で敗戦。試合終了後、マッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの会見に臨みました。

マッシモ フィッカデンティ監督


結果的にとても難しいゲームになったと総括します。どのような失点の仕方だったのかということでも、同じような形で点を取られてしまいました。今日のセレッソ大阪を相手に対策していた部分でやられてしまったことがすごく残念です。こういうゴールを決められると思っていなかった形での失点をしました。それでも、闘う気持ちを見せて選手はやってくれていました。後半に吉田豊がチャンスを得る場面もあるなど、2-0のところまで試合は生きていたのですが、3失点目でお互いに落ち着いてしまいました。その流れを跳ね返せずに終わってしまったのですが、これまでどれだけ犠牲を払ってこの天皇杯準々決勝まで進んできたのかを考えると、本当に残念です。今日の試合に集中していたので残念に感じていますが、終わってしまったことです。今後残っている大会、3日後にはルヴァンカップの決勝戦がありますので、しっかりと最後まで闘い、今日とは違った結果になるようにチームとして取り組んでいきたいと思います。

 

ー後半、選手を代え配置も変えて策を練ったかと思います。その狙いを教えてください。

2失点という状況を自分たちで作ってしまい、その中で相手が中央をしっかりと固めて守ることはサッカーでは当たり前のやり方です。その相手に対し、ある程度高い位置でボールを持つため、FWを2人置き、そこへクロスを入れるということを徹底するしかありませんでした。ボールを奪った時にはしっかりとスペースを埋める、押し込んだ時には広く選手を配置するという狙いの中で、前半は疲労してしまうような展開でしたので、フレッシュな選手を入れて押し込み続けることを狙いました。

 

ーセレッソ大阪は前回の試合から大きくメンバーを入れ替えました。そこでイメージの違いはあったのでしょうか?

おそらく大きく変えてくるだろうなと考えた上で、全く予想していなかったメンバーが出てきたというわけではありませんでした。どのようなサッカーかというところでもある程度想像した上での今日のメンバーでしたし、我々も最近のゲームでの11人をそのまま起用したというよりは、何人か入れ替えてゲームに挑みました。ポジションによっては代えの選手があまりいないということがありますので、途中から木本(恭生)のポジションを後ろから一つ前へ上げたり、最後には森下(龍矢)に少し中に入ってもらいました。普段はサイドでの起用、高い位置やサイドバックで起用する選手なのですが、今日は中盤で使わなければいけませんでした。いろいろとあった中でそれが上手くハマらなかったという部分はありましたが、それは言っても仕方のないことです。次の試合に向けて、どのように勝つのかを徹底的に考えていきたいと思います。