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2021JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝 第2戦 鹿島戦後 監督会見

59月
9月5日(日)、2021JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第2戦が行われました。名古屋グランパスは県立カシマサッカースタジアムで鹿島アントラーズと対戦し、2-0で勝利。試合終了後、マッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの会見に臨みました。

マッシモ フィッカデンティ監督


守りっぱなしの試合となれば、何点でも取られてしまう可能性のある相手との試合でした。こちらもどんどん攻めていこうという姿勢が試合開始直後から見られましたが、チャンスを作りながらものにできず、相手にはポストに当てられるシーンを作ってしまいました。ただ、ずっと見応えのあるすばらしいサッカーの試合として、お互いが闘っていたのではないでしょうか。その中で我々がしっかりと決めるところで決めることができ、前回対戦のスコアも(結果に)乗ってきますので、より相手は大量得点が必要な状況になり、後半はよりスペースがありました。そこでもっと追加点を取ることができるサッカーをできれば良かったのですが、今日の試合をトータルで見ると、突破することが目標でしたし、10年ぶりにベスト4に進出したということを先ほど聞きましたので、クラブにとってもいい結果だったのではないでしょうか。


ー今日は木本恭生選手の起用方法が大きな要素だったかと思います。彼を先発で起用した意図と、あのポジションで起用した理由をお聞かせください。

ケガから戻った選手も増えてきて、そういう選手を実戦の中で起用したいということも含め、木本もある程度長い時間プレーさせたいという考えがありました。疲労の具合を考えて、今日は米本(拓司)を開始から起用したくないという考えもあり、木本に開始からボランチの位置でプレーしてもらいました。あとは選手を代えながら、最初は4-3-3で入り、試合の途中で4-2-3-1という形にしました。最後は、相手が前線の数を増やしてきたこともあり、3-4-3で必要なら両サイドが下がって5枚で守る形にもなれるよう、中央を2人ではなく3人で守るということも含めて形を変えました。あとは疲れの見えた選手を代えながら交代枠を使う流れでした。


ー柿谷曜一朗選手がケガをして試合が中断した時間帯が分岐点になったかと思います。あの場面でどのような指示を出されたのでしょうか?

あの時間帯でクバ(シュヴィルツォク)を投入しなければいけないという判断で、どう起用するかを考えて4-2-3-1という形とし、前田(直輝)には彼(クバ)の分もしっかりと走ってもらうことで、クバには真ん中にいてもらい、その周りを前田が走ってカバーする。クバには真ん中でどっしりと構えてもらうという形でやっていこうと話しをしました。柿谷についてはどういう状態なのか私も早く知りたいですが、もう検査に行っているので、状況がわかり次第皆さんにしっかりと伝えたいと思います。

 

ー鹿島アントラーズというチームを相手にリードを守りきり、無失点に抑えたことは大きな価値があると思います。

最初の総括でも話をさせていただきましたが、チームとして10年ぶりに準決勝に進出するための相手が鹿島アントラーズで、短期間で2試合を闘うことが今シーズンの流れでした。クラブにとって非常に価値のあることで、準々決勝を突破し、鹿島相手に2試合連続でこういうスコアで結果を出せたことは2倍、3倍の喜びを感じるべきかと思っています。