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JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第6節 G大阪後 監督会見

165月

5/16(水)、JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第6節が行われました。名古屋グランパスはパナソニック スタジアム 吹田でG大阪と対戦し、4-1で勝利。試合終了後、グランパスを率いる風間八宏監督が監督会見に臨みました。


風間八宏監督


自分たちが闘うためにどういうことをするか。闘うとは体を当てることではなく、相手を操ること、相手に触れさせないということが我々の闘い方だとやってきました。今日は非常によくやってくれたと思いますし、彼らがしっかり学んでいるということを証明してくれたと思います。いいゲームだったと思います。


―今日は序盤からアグレッシブにプレーし、結果として4得点を決めました。監督から見て、何が良かったのでしょうか?

相手を受けないということはいつも言っています。その中で 、一番は「しっかり点を取りにいこう」、「点を取り続けよう」ということを選手が積極的にやったこと。それから、相手よりもいろいろなことを早く判断する。そしてずっとやってきている「止める」、「蹴る」、「受ける」、それから「運ぶ」ですね。これを本当に丁寧に正確にやること。ここでスピードの差が出るとずっと言ってきているのですが、雑になってきていた部分がありました。この部分はトレーニングの中でしっかりと再確認させながらやってきました。今日は選手たちが非常に丁寧にやってくれたので、ものすごく多くのチャンスも作りましたし、連動もすごく良かったと思います。


―結果としてはグループステージで敗退となりましたが、若い選手を積極的に起用した大会でもありました。大会全体を振り返ってください。

シーズン当初から言っていますが、やはり我々に「境」はないということ。選手層という意味で、1試合1試合を全力で闘い、どんどん選手に出てきてもらわなければ困る。それから、トレーニングでいいものを見せれば、全員に試合に出るチャンスがあるということを言ってきました。グループステージを突破することはできませんでしたが、その積み重ねなので、一つ1つが意味のある試合でした。もちろんリーグ戦もそうですが、選手たちはしっかり一つ1つ学んでいると思います。


―若い選手を多く起用し、いい試合ができました。監督の言う「空気を変える」という意味でも価値があったのではないでしょうか?

中堅どころという言い方がいいのかどうかはわかりませんが、内田(健太)、八反田(康平)、押谷(祐樹)、畑尾(大翔)といった選手の今日の役目は試合に勝たせること。なぜかと言えば彼らはもちろん、それだけのことができるはずですから。なので、まずそこが中心になった。それから若い選手たちは、チームで一緒に練習する時間が長くはありませんでした。その中でも「100パーセントを見せてくれ」と言ってきて、今日の試合ではそれができた。一度できたので、これをまた続けてもらいたいと思います。自分たちが全力でやるということはどういうことか、それを今日のゲームでしっかり頭の中で整理ができれば、すごく大きな風になると思います。選手自身が持っているものをわかったと思いますし、これを続けてほしいと思います。


―児玉駿斗選手は90分を通して高いパフォーマンスを見せた印象があります。評価をお聞かせください。

二つあります。一つはボールを持った時にものすごく自信を持ち、相手を操りながらボールを持てるという彼の特長。そしてもう一つは、どこに立ってどこへ入っていくかということに関しての理解度が高かったと思います。相手からボールを奪われない、そして相手からボールを奪う。これはチームにとってすごく大事なことなので、そういう意味で彼の能力の一端を見せてくれたと思います。そしてシュートも綺麗でしたね。