『INSIDE GRAMPUS』ではこどもの日にちなんで、「少年時代」をテーマにインタビューを実施。プロサッカー選手はどんな子ども時代を過ごしてきたのか。第2回は森下龍矢選手に、当時の家庭環境や学校生活について話を聞きました。
インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部
本日は少年時代のお話を聞いていきます。森下選手はどのような少年でしたか?
森下 やんちゃな少年だったと思います。好奇心が旺盛でとにかくいろいろな体験をしましたね。
生まれ育った静岡県掛川市はどのような場所ですか?
森下 田んぼと茶畑が多い田舎ですね。自然があふれていて、のびのびとした場所でした。天然芝のグラウンドが開放されている『ゆうゆうパーク』という施設があり、サッカーをするにはもってこいの環境で育ちました。『ゆうゆうパーク』は家の近くにあって、みんなの集合場所。約束をしていなくても誰かしら友だちが必ずいて、いつも日が暮れるまでサッカーをしていましたね。
サッカー以外ではどのような遊びをしていましたか?
森下 基本的には外で遊んでいました。友だちの家でゲームをすることもありましたけど、30分ぐらいで飽きて結果的に外へ出るんですよね。ゲームが流行っていたので屋内で遊ぶ人も多くいたと思いますけど、僕の周りには外遊びを好む友だちが多かったです。印象に残っている遊びは鬼ごっこですね。住んでいる地区全体が鬼ごっこのエリアで、まさに『逃走中』みたいな感じ。鬼に見つからないためにゴミ捨て場の裏に隠れたり、とにかくなんでもありの鬼ごっこですごく楽しかったです。あとは秘密基地を作ったこともあったかな。みんなで材料を買って、わりとしっかりした秘密基地を作りました。
吉田豊選手も『俺たちの少年時代』企画で秘密基地を作っていたと話していました。
森下 秘密基地を作るのは静岡県民の性なんですかね(笑)。でも、僕らが秘密基地をアジトにする期間は短かったです。一生懸命作ったのに3日ぐらいで飽きましたから(笑)。
家庭環境はいかがでしたか?
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