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明治安田生命J1リーグ第7節 FC東京戦 前日監督会見

24月

4月2日(金)、チームはトヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、3日(土)に行われる明治安田生命J1リーグ第7節のFC東京戦に向けて、マッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの記者会見を行いました。


マッシモ フィッカデンティ監督


ー今年のチームは、昨年のベースを下にどのようなことができるようになったと感じていますか?

去年から何人かの入れ替わりがありましたが、まずベース、土台になる部分は去年からの選手がいることでそのまま残っています。その土台が機能して、さらにその強みと言える部分が継続的に発揮できるか。新加入選手たちがそのやり方に入りやすいのは、土台が残っているから。新しい選手たちが入ってきたことで、去年以上に得られたものがあります。去年と違って、ある程度フレッシュな状態の選手を必ず毎試合で何人か起用できることも良くなった部分なのではないでしょうか。まだ始まったばかりですので、すべてを具体的に言っていくとキリがありません。去年は見られなかったいろいろなパターンがあり、選手を組み替えることによりいろいろな組み合わせ、パターンを増やすことができました。その中でそれぞれの特長を生かした攻撃を引き続きもっともっと良くしなければいけない。そこを取り組みながら、しっかりと結果を出すことができています。今のところはそのくらいしか言えないと思います。


ー序盤の戦いを受けて、この約2週間でどのようなことに取り組んできましたか?

序盤の6試合だったとはいえ、基本的に中2日、中3日の連戦でした。特に中2日の試合後は疲労が一気に溜まります。まずはリカバリーをすること。我々はカップ戦がなく、次の試合に向けて準備する意味でこの期間を迎えられ、2週間後に向けての取り組みをスタートできました。ただ休みを与えるより、もう一度闘うために、選手たちのコンディションを作るために時間を有効に使いました。キャンプ期間中もそうでしたけど、時間がある時はなにかに偏った作業をしていません。どの部分を特にやったかと言われると、あらゆる部分に手をつけてきました。この約2週間という期間で一番大きかったのは、選手が回復して、次の試合に向けて仕上がっている状態になったことだと思います。


ー4月、5月の試合日程が決定しました。次の区切りまでの戦い方をどのようにイメージしていますか?

私は日程を決める立場ではないので、「この日程でやってくれ」と。それにあわせて、チームをどのように運営していくかというところから作業が始まります。先ほども話しましたけど、中3日がギリギリかなと。中2日になってくると、ケガのリスクがグッと上がっていきます。どのように試合をやっていくか、どのように勝つか。その中でも最大限の努力をしますけど、同時に選手をどう守るかという危機管理も高めなければいけません。まずは次のひとかたまりをこなす上で、そういった部分を考えなければいけません。試合と試合の間が短いですからね。その中でも結果を出して、選手を入れ替えながらやっていくしかないかなと。選手の安全を考えると、うまく回していくしかないと思っています。


ーFC東京戦のポイントを聞かせてください。

すごくハードなゲームをやっている印象を持っていて、今年から変わった部分はないと思います。フィジカルレベルがすごく高く、その質も高い。そういったゲームに持ち込む能力も高いです。今回の対戦もハードなものになると思います。こちらもそういったゲームをやる準備をしていますし、そういう相手に対してどう闘うべきかということも準備しています。どちらも準備したものをぶつけ合った上で、先に集中力を欠いたチームが勝利を失っていくのかなと。そういう流れになると思っています。


ーサガン鳥栖時代に指導し、現在はFC東京でプレーする田川亨介選手について聞かせてください。

クオリティーが総合的に整っている選手だと思います。特長はスペースがある時のスピードに乗ったプレー。技術も高いですし、FWとして点を取る能力も高いと思います。まだまだもっと良くなる部分があると思います。ケガがなければ、もう少し成長が早まっても良かったかもしれませんけど、まだ若い選手ですし、どんどん良くなっていく選手かなと。我々にとってはすごく危険な選手だと認識しています。