5/5（土・祝）、明治安田生命J1リーグ第13節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムで横浜FMと対戦し、1－1でドロー。試合終了後、グランパスを率いる風間八宏監督が監督会見に臨みました。

一つは自分たちの流れをもう一度戻したということ。これは選手たちが成長している証だと思います。特に前半の終盤から後半にかけては、すごく自分たちのリズムでサッカーができた。それは進歩したところだと思います。それからもう一つは、まだ（ゴールを）決められたかなというところ。それと逆に負けなくて良かったなというミスの部分。これも何とかしてもらわなければ困るなというところだと思います。いろいろなところが出たゲームでしたが、選手が最後まですごくハードワークをしてくれた、そのような試合だったと思います。

―「負けなかった」という話がありました。ランゲラック選手が終盤に見せたセーブもすごく大きかったのではないでしょうか？

ミッチ（ランゲラック）には「ありがとう」ですね。本当に自分たちのミスなんですけど、それをちゃんとしっかり止めてくれた。そこのところはさすがですし、見えているところでもそうですけれど、ポジション取りもすごく早い。彼の活躍も皆さんは見たいと思いますが、本当は見たくありません（笑）。素晴らしい、試合を左右する場面だったと思いますが、それを連続で自分たちに引き寄せてくれた。やっぱり素晴らしいキーパーだと思います。

―前半と後半でサッカーの内容が違ったと思いますが、変わったところ、後半に向けて修正した部分はどこなのでしょうか？

一つはいつも言っている通り、我々のフォーメーションは攻めるためにあるもので、相手のフォーメーションを壊しにいく。ただし、守備で自分たちが壊れてしまうと、なかなか自分たちでボールを持った時に位置が取れないということです。前半の終盤15分くらいから段々と良くなり、そして後半は立ち位置、自分たちがどうやって相手を制限、制御していくかという立ち位置の確認をすることで、あとは自分たちがいつも通りボールを落ち着いて持てば必ず相手は崩れるということを話しました。そういうところは選手たちが日頃の努力と言いますか、やっていることへの理解度が高まってきたということだと思います。