グランパスへの加入が決定した木本恭生選手に加入後初となるインタビューを実施。移籍の経緯やクラブの印象、今シーズンへの想いなどを語ってもらった。
インタビュー・文=INSIDE GRAMPUS編集部
今シーズンからグランパスの選手としてプレーします。今の心境をお聞かせください。
木本 今回が初めての移籍なので、楽しみと不安が半分ずつというのが正直な気持ちです。ただ、こうやって決断したわけですから、今はもう楽しみしかないですし、グランパスで頑張りたいという気持ちでいっぱいです。
5年間在籍したセレッソ大阪を離れるにあたって葛藤もあったのでは?
木本 性格的な面もあると思うのですが、コミュニケーションがうまいほうではないですし、慣れ親しんだ環境は気持ち的にも楽ですからね。ただ、サッカー選手としても一人の人間としても、もっと成長するために新たな環境に身を置くことはとても大事なことだと考えていたので、移籍を決断しました。
「移籍に関しては数カ月前から決めていた」というコメントもありました。
木本 早めに決断することが、セレッソにとってもグランパスにとってもプラスに働くという想いから、いろいろな人に相談し、シーズン終了の数カ月前には決断していました。グランパスの話を聞き、自分を必要としていてくれるという強い思いを感じましたし、クラブのビジョンに共感できたことが早い決断につながったと思います。
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