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明治安田生命J1リーグ第12節 C大阪戦後 監督会見

25月

5/2(水)、明治安田生命J1リーグ第12節が行われました。名古屋グランパスはパロマ瑞穂スタジアムでC大阪と対戦し、0-0で引き分け。試合終了後、グランパスを率いる風間八宏監督が監督会見に臨みました。


風間八宏監督

90分、立ち上がりからうまくやろうということで、集中力をすごく維持していたと思います。流れが(自分たちに)傾いていた時の退場は痛かったですが、選手は90分、途中から出た選手も含めて自分たちのやろうとすることをやったと思います。


―ケガ明けの新井一耀選手をスターティングメンバーで起用しましたが、その狙いと評価をお聞かせください。

起用の狙いというよりも、今の時期だと復帰をさせるために1週間の間がないですから。普通であればトレーニングマッチやいろいろなことをやりながら復帰できるのですが、彼と相談し「行こう、できるところまでやろう」ということで。実際に最初はちょっと怖がっていましたが、僕も選手として実際にそういう経験はありますので、やるだけやってみようということをやってくれたと思います。


―周りの選手がジョー選手の生かし方を徐々に分かってきたのかなと感じますが、そのあたりをどう思いますか? また、もう少しボールを受けるというか、欲しがるというところを出した方がいいのではと感じるところもありましたが、そこはいかがでしょう?

二つあります。一つは、ジョーに相手が寄ってくることで、そこを飛ばすということをみんなが見え出した。これはいつも言っている通り、何かをしてはいけないということはありません。その意味では、見え出したなということがあります。そしてジョーのコンディションが上がってきているというのも一つです。自分たちが守備で形を崩しすぎてしまっている。特に今日は両サイドが本当は引く必要がなかったのですが、引きすぎてしまい、自分たちが出ていく時にもらうのがすごく難しかった。後半は良くなりましたが、攻守一体とはそういうことで、自分たちがどのくらいのゾーンでやるかというところ。一人ひとりが戻る位置、あるいは立ち位置がすごく大事であり、そこのところをもっと若い選手たちが理解してくれていれば、もっと楽にボールを動かせるようになると思います。だから受ける、受けないというよりも、自分たちが攻めるためにすべてのフォーメーションがあるということを、もう少し個人戦術も含めて理解していくと、もう少し楽になるのではないかと思います。


―自陣のゴール前の守備で非常に集中力が高かったように思いますが、評価をお聞かせください。そして、今日の引き分けで連敗は「8」でストップとなりましたが、この結果をどう次へとつなげようとお考えでしょうか?

守備のところはもとから言ってやっていることなんですよね。立ち位置やどのように見えるかということ、それほど多くないピンチのはずですから、それが今まで失点しているのは個人戦術のところです。だから、そこのところをしっかりしようと。今日はみんな、その意味では相手をフリーにさせなかったということがあります。この結果をどうつなげるか、90分ということをずっとテーマとしています。90分をどう戦うか。すごくいい時間があって、悪い時間に失点したり、ましてや自分たちのいい時間帯で失点してしまったりしていますし、90分をどう戦うかということを今、選手たちは意識をしながらやっています。今日はその意味では前回、前々回よりそこのところで一歩前へと出たかなと思います。