本日4月30日(月・祝)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第12節のC大阪戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。
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風間八宏監督
—28日のFC東京戦でははっきりとした戦い方が見られました。
良かったと思います。立ち上がりの入り方も決して悪くなかったし、その後の流れも悪くなかった。3点目は不運なところもありました。ジャッジの部分については(審判側も)認めてくれているんでね。でも、それを上回るだけの、自分たちのところをやっていかないといけません。みんなもそれを捉えてやってくれています。昨日、今日の練習はすごくいい状態でやれていると思います。
—セットプレーに迫力が出てきたのはいい傾向ではないでしょうか?
迫力が出てきたね。ホーシャが清水戦で取った時もそうだけど、「全員が殺気を持つぐらいで入っていこう」と言っているんで。もっともっと武器になってくると思います。また、それだけセットプレーを取っているということもすごくいいこと。後半、押し込むようになった。あとは枠に入れてもらうしかないんで。3倍、4倍のチャンスをどう決めるか。そこもみんなで意識してやっているところです。
—ブラジル人選手は「気持ちの部分でも勝つ」という発言をしています。
みんなそういうふうになってきているし、若い選手たちも「俺がやる」となっていることが見て取れます。実際にここ2試合ぐらいは決して悪くないので、楽しみにできるかなと思います。
—失点を抑えるリスクマネジメントも強調していくべきなのでしょうか?
崩されているわけではないんでね。自分たちのミスが一つ、二つとあるぐらいで。もちろん、ジャッジの部分について言っても仕方ないですし、その中で自分たちがもっと集中できることもあります。ただ、最初からずっと言っているのは、「押し込んだ時のサッカーにだんだん慣れていかないといけない」ということ。そういうところをしっかりと見ながら、選手たちには勉強していってもらえればいいと思います。
—C大阪はカウンターが強力なチームです。リスクマネジメントはより意識すべきポイントなのではないでしょうか?
この前の試合も、実際のところではカウンターは受けていないんですけどね。自分たちのミスで受けてしまったところもあるので。カウンターを狙われて受けるよりも、自分たちのミスが発生してそうなっているので、そこまで怖がることはないと思います。最終ラインの選手たちも対処できるようになってきたのは悪くないこと。ただ、ミスを出してしまう。90分の中で、そこのところをみんなでやっていかないといけないと思います。
—苦しい状況の中で、ベテラン選手たちはチームにどのようなことを伝えていますか?
難しい質問をするね(笑)。ベテランだろうが若手だろうが、選手がそこに入ってきて、実際に力で示してくれればそれだけでいいです。何か余分なことを期待しているわけではないので。よくいろいろなことで“精神”と言うけれど、そういうものではないから。メンタルは頭の中の考え方なんでね。そういうところをいろいろ考えるように、彼らには100%、トップフィットして中に入ってもらいたい。ベテランでも若手でも過度な負荷はいらないと思います。一番はトップフィット。そこに合わせてもらいたいと思います。
—FC東京戦ではいい場面も見られました。もう一歩先に進むために必要なことは何でしょう?
やはりゴールだね。最後のところでどれだけ落ち着いてやれるか。最後のところで枠を外してしまうことがたくさんあるので、そういうところをやれる範囲で意識づけしていく。そこまではいっているんでね。この前もペナルティーエリアの中で10本以上のシュートを打っているわけだから。そうなればもっと効率良くいくことを俺たちは覚えなくてはいけません。このチームは今、そういう段階だと思います。
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