相馬勇紀選手
―前節の試合後、マッシモ フィッカデンティ監督は相馬選手はフレッシュな状態だから起用したと語っていました。自身の感覚はいかがですか?
前節の試合後のインタビューでも話しましたが、今年は模索する年になったというのが正直な感想です。やっとゴールが見えてきて、前節では自分の特長である仕掛けるところや背後を取るところを出せたシーンが増えていました。練習からチャレンジして、いい感じでやれていたことも大きかったと思います。大分戦でのプレーに納得できていなくて、今一度気を引き締めて、1日1日、そして1週間を大事にしようと思って過ごしていました。
―考え方を変えた部分もあったのでしょうか?
考え続けていた部分、試し続けてきた部分もあります。簡単に言うと分析されていたというか、縦を切られて、中をケアされるシーンが増えたり、オーソドックスな対応から、おそらく僕に合わせた対応をされていると感じることが増えていました。相手にカバーされない段階で仕掛けるなど、スピードや突破には自信を持っているので、それが出たのだと思います。
―速攻と遅攻で自身のプレーを使い分けているのでしょうか?
自分の中で整理できています。試合の中で「今はどっち」と頭を使いながらプレーできている実感があります。チームとしてやることに加えて、チームとしてやる上でもっとバリエーションを増やすべきところ、工夫すべきところを意識してやれていると思います。
(残り: 3857文字 / 全文: 4532文字)