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明治安田生命J1リーグ第31節 柏戦後 監督会見

512月
12/5(土)、明治安田生命J1リーグ第31節が行われました。名古屋グランパスは三協フロンテア柏スタジアムで柏レイソルと対戦し、1-0で勝利。試合終了後、グランパスを率いるマッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの監督会見に臨みました。


マッシモ フィッカデンティ監督


我々の良さをしっかりと出し、柏レイソルの良さを消すために、今日はいつもより少し後ろに守備のブロックを作るようにスタートしました。そういう戦い方がしっかりとはまっていました。我々の後ろにスペースを作らず、我々がボールを持ってからはなるべく相手を後ろ方向に、自陣へと戻らせるという戦い方を試合をとおしてできたと思います。


90分をとおして相手にやらせてはいけないことをさせないという試合ができました。今日はなにがなんでも勝ち点3を持って帰るという考えがありました。その上で用意したことをやりきって勝利できたのは良かったと思います。

 

―前半はカウンターの応酬となりましたが、そこでしっかりと耐えた印象です。ハーフタイムにどのような指示をされたのでしょうか?

カウンターの形になりかけた、という表現になるくらいしかやられていなかったと思います。その中で、ハーフタイムにこのまま我慢しながらやらなければいけない、そういう方向性のゲームだと伝えました。最初にも話しましたが、どのスペースを使い、相手に使わせて、どう戦うかということがしっかりとできている感触があったので、しっかり続けようと。ただ、我慢するだけでは90分が終わってしまいます。残り45分の中でリスクを伴わずにいける、あるいはここはリスクを伴ってもいかなければということを考慮した上で、必ず何度かチャンスは来るから、それをものにすると。どのようなゲームをしなければいけないか、ということに没頭し闘えたことが大きかったと思います。

 

―相馬勇紀選手が4試合ぶりに先発出場しました。起用した理由と今日の評価をお聞かせください。

シーズンの終盤になり、今は週に1試合のペースとなりましたが、メンバーが限られた中で、起用したい選手、スタートから出ている選手だけが重要なのではなく、交代起用するメンバーも持っておきたいという考えがあります。前田(直輝)もずっといい状態でプレーしていますが、今週は相馬がかなりフレッシュな状態で、コンディションもメンタルもいいという印象があり、まずは頭からいってもらいたいと思いました。山﨑(凌吾)も今日はベンチに入りましたし、前田は起用したいところで起用する切り札としてベンチに置いておきたいという考えがありました。そういうことで、今日は相馬をスタートから起用しました。前田もやるべきことをやったという印象がありますし、全員が役割を果たしてくれたと思います。

 

―今日は相手のオルンガ選手に決定的な仕事をさせませんでした。「自分たちの後ろにスペースを作らない」という狙いどおりにやりきった、センターバックの2人の仕事も大きかったのではないでしょうか?

背後のスペースを切るということは、センターバック2人でどうこうできることではありません。チーム全体で闘い、ある程度限定させた状況でもオルンガ選手は危険な選手です。1対1で対峙した場面でも、ディフェンスを背負われた場面でも、状況に合わせた対応がしっかりとできていたと思います。そういった判断の部分を間違えないよう試合前から繰り返し言っていました。連係して止めるところ、1対1で判断して止めるところも、今日はすべてがうまくいったと思います。