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【わたしと、瑞穂スタジアム】vol.5 藤井陽也&石田凌太郎(名古屋グランパス)「憧れの場所だった」 supported by 中部エコサービス株式会社

2611月

名古屋グランパスのホームスタジアムとして愛されたパロマ瑞穂スタジアムは、

グランパスの初陣から29年に渡り、数々の名場面を生んできた。

改築工事に伴う休業を前に、“聖地瑞穂”と共に歩んだ関係者たちにインタビューを実施。

第5回は、幼い頃からグランパスの一員としてプレーを続ける藤井陽也と石田凌太郎の2人を取材し、

プロ入り前の思い出や“憧れのスタジアム”でのデビュー戦について聞いた。


藤井陽也


藤井選手は何歳からグランパスアカデミーに所属していますか?

藤井 アカデミーに入ったのは小学校5年生の時ですが、幼稚園の頃からグランパススクールでプレーしていました。


初めてパロマ瑞穂スタジアムに行ったのはいつでしょうか?

藤井 幼稚園の頃には行っていたと思います。


藤井選手にとってパロマ瑞穂スタジアムはどのような場所ですか?

藤井 幼い頃から毎週のように足を運んでいたこともあり、憧れていたスタジアムですね。


スタンドから試合を観ていた時の思い出を教えてください。

藤井 (田中マルクス)闘莉王選手が印象深かったですね。気迫あふれるプレーで活躍していて、「すごいな」と思いながら観ていましたから。


その中で最も印象に残っているのは?

藤井 2017年のJ1昇格プレーオフ、(ジェフユナイテッド)千葉戦です。緊張感のある試合で、「J1に昇格する」という強い想いがピッチから伝わってきました。その時の僕は瑞穂でプレーすることを想像できていなかったんですけど、その試合を観たことで「プロになりたい」という想いが強くなりました。すごく印象に残っています。


パロマ瑞穂スタジアムでの思い出を教えてください。

藤井 グランパススクールに所属していた頃、トップチームの前座試合として何度かプレーしたことがありました。実際に瑞穂のピッチでプレーできたことは思い出として残っています。また、二種登録選手として高校在学中にプレーしたこともいい思い出ですね。


二種登録選手としてピッチに立った時の心境は?

藤井 すごくワクワクしましたね。以前はスタンドから観ていた場所に立って、不思議な感じもしました。すごく楽しかったことを覚えています。


パロマ瑞穂スタジアムで開催された試合で、最も印象に残っているのは?

藤井 昨年8月に行われた(J1第25節)FC東京戦ですね。先発出場した試合で負けてしまってすごく悔しい思いをしたんですが、プレーしていてすごく楽しかったです。スタジアムが満員で、観客の声もよく聞こえましたから。


パロマ瑞穂スタジアムは6年間、改築工事を行います。

藤井 幼い頃からの夢でしたから、瑞穂でプレーできていることをすごくうれしく思います。プレーできなくなるのは寂しいというか、悲しいです。


最後に、パロマ瑞穂スタジアムの良さを教えてください。

藤井 芝がきれいなところです。それはスタジアムを管理されている人たちのおかげだと思います。選手としてすごくプレーしやすい、好きなスタジアムです。


石田凌太郎

小学校4年生の頃からグランパスのアカデミーでプレーしている石田凌太郎選手にとって、パロマ瑞穂スタジアムはどういった場所ですか?

石田 ずっと憧れていた場所です。選手としては一度しかピッチに立てておらず、その時は新型コロナウイルスの影響によりファミリーの応援を受けることができませんでした(2020年8月12日に行われたルヴァンカップ第3節川崎フロンターレ戦)。でも、憧れていた場所だったので、ピッチに立った時はすごくうれしかったです。


スタンドから見ていた憧れのピッチだったと。

石田 そうですね。小学生の時から来ていましたから。ジュニアユース、ユースに所属していた時はチケットをもらって応援していました。自由席で黙々と観ていた試合もありますし、サポーター席から応援していたこともありましたね。瑞穂は自分にとって身近な存在で、憧れの場所でもありました。強いグランパスも、苦しんでいるグランパスも見てきた中で、「選手として瑞穂のピッチで輝きたい」という気持ちが強かったです。それが“憧れ”という想いにつながっているんじゃないかなと思います。


パロマ瑞穂スタジアムでの思い出は?

石田 スタンドから応援していたこともそうですし、トップチームで試合に出場した川崎戦もそうです。また、ユース時代にはホーム最終戦などの記念試合で何度かプレーさせてもらったことがあり、トヨタスポーツセンターとはまた違った雰囲気を感じました。その3つはすごく思い出に残っています。


プロとして初めてピッチに立った時の心境は?

石田 豊田スタジアムでのデビュー戦もそうでしたけど、あまり緊張することなくプレーできました。小さい頃は応援していた中での“憧れ”だったので、それとは違う感覚がありましたね。これまでと違った景色が見えたこともあって、すごく新鮮に感じました。


パロマ瑞穂スタジアムでのプレーはいかがでしたか?

石田 豊田スタジアムで見た景色と瑞穂で見た景色は全然違いましたね。瑞穂は小さい頃から見てきたスタジアムだったので、(プロとして立った瑞穂のピッチは)強く印象に残っています。「もっと瑞穂でプレーできればいいな」と思いましたね。



「ありがとう、瑞穂。」メインパートナー紹介④ 中部エコサービス株式会社


2000年1月11日創業。主な事業内容は環境に優しく災害に強い暮らしをテーマに太陽光発電・蓄電池等の開発、販売、施工。中部エコサービスです。歴史ある瑞穂公園陸上競技場のリニューアル。この場所で色んなドラマが生まれたかと思うと感慨深いです。これからの未来につなげる環境づくりを目指す企業として、地元スポーツの「これまで」と「これから」をつなぐ「今」をより良くするという観点が一致しているため、この企画に賛同させていただきました。新しい瑞穂、新しいグランパスの未来につながる、今の瑞穂を最後まで楽しみましょう。