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明治安田生命J1リーグ第11節 FC東京戦 前々日監督会見

264月

本日4月26日(木)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第11節のFC東京戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。

※動画のみ有料となります。


風間八宏監督


―ボールの失い方の悪さが、失点が増えている原因なのでしょうか?

もちろんそれは1番にあると思うけど、結局ゴール前だよね。相手よりも3倍以上のチャンスがありながら、決めていないところ。後はピンチじゃないのにブロックができないところ。そこのところ、個人のところを高めていかないと。チームの問題というより、個人の質をもっと上げていかないといけない。そこは今日もそうだけど、トレーニングで高めていかないといけないところだと思います。


―失点を減らすために、何が必要なのでしょうか?

今言った通り、簡単に言うと技術論だから。やっぱりシュートをブロックできるかできないか。大したピンチでもないのにシュートを打たれてしまうというのは、逆に我々のゴール前のシュートのことと同じでね。そこのところのテクニックがまだまだ不足している。そこは意識させることと、トレーニングさせること。長い時間がなくても、そこはやるしかないからね。


―清水戦では、普段と少し違ったサッカーを展開していた印象があります。

少しぶれてしまうのは、このサッカーをやる上で、自信を常に持ち続けるかどうか。一度のミスは構わないからまた自信を持って全員がやれるかどうかというところなのでね。ここはずっとシーズンを通しながら1人ずつ波がある。さっき言った通り、脳のコントロールだから、しっかりやれるようになってくれればね。技術はすごくついていると思うし、今言われた通りバリエーションはすごくできていると思う。昨日なんか、ものすごく中に入っていったから。そういう意味では、これをやり続ければいいと思うし、その中で自信がぶれないように。一人ひとりが頭のコントロールをしていってもらえばいいと思う。そういう取り組みをしていくしかないと思います。


―仕掛ける選手をサポートする動きが少なかったのでは?

そういう場面もあるね。みんなどんどん越えていかないといけない。チームの中で、そこのところ怖がる必要はないから。どんどん積極的にやってほしい。それもやりながらの自信になる。そこは今までにはない先の部分なのでね。そこはどんどんトライしてほしいよね。


―連戦が続き、トレーニング時間が限られてしまいます。

もちろん、練習の時間があればいいと思うけど、もうやるしかないからね。この実戦の中でどんどん頭に入れながら、試してみる。そこにトライするしかないと思います。ただ、昨日の試合で出た人はできないけど、この短い時間でもできる人はできるし、頭の中で整理することはできるので。できるだけ無駄な時間を無くすように。あるいはこの過密日程の中でも、できる最大限で頭と体をやれるようにできればいいなと思っています。


―ミーティングを増やすなど、トレーニング以外で変えている部分はありますか?

ないね。何でかというと、ずっとそういうことをやっているから。逆に言えば、これだけずっと過密だったら減らしてもいいね。だから頭の中は整理できているはず。試合の中で自分で体現する、あるいはトライすることで自信ができて、確信に変わるものなのでね。そこはずっとそれだけはないし、選手は生き物なので、みんなの顔を見ながら調整していかないといけないと思います。


―チームに疲労感が出てきているのでは?

いい状態の選手をどんどん出していくのがいいと思うし、実際二つでやろうとしたけど、試合でケガ人が出るからね。計画はすべてなんだけど、実際と計画はどんどん変わっていくのでね。その変化にチームがついていかないといけない。それと同時に、いつも言っているけど、トライをする中でチームの基礎作りをどんどん進めていかないといけない。その意味では逆にチャンスだと思ってやっていきたいです。


―「選手たちの自信」という意味では、FC東京戦の結果が重要になるのでは?

それはすべての試合でそうだし、自信というのは、過去とか成績とかそういうものではなくて、1試合に対する自信だよね。それを90分間やり続ける。その裏付けが何かといえば技術しかないから、そこのところをみんなに持ってほしい。それだけ自信を持っていい選手たちだと思うのでね。もちろんまだまだメンバーはそろっていないけれども、その中でも自分がやれることに自信を持ってトライしてほしい。そういう自信です。


―連敗を止めるために、戦術を変える可能性はありますか?

そういうものに対する反応は俺にはない。それだと、すべて相手の中で合わせないといけないことになる。いつも言っている、「作る」というものが何か。俺たちはそういうものを作って、なおかつどう勝つか。それは変わらない。


―難しい状況でも、やることは変えないということでしょうか?

何かを変えるということは、逆に言えば俺たちが自信がないということなので。それはチームにとって何のメリットもないのでね。何回も言うけど、自分の中で数字は関係ないということ。


―監督として、うまく選手の背中を押していきたいのでは?

もちろんね。今、何が1番かというと、選手たちみんなにチャンスがあるということ。みんなにゲームを決めるチャンスがあるということを分かってやってもらって。それで競争がある社会にしていきたいと思うのでね。それがチャンスだと思う。基礎がどこに生まれるかというと競争と質だから。そこのところを作るのが今の時期なのでね。そこはしっかりやっていきたいと思います。

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