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明治安田生命J1リーグ第33節 横浜FM戦後 監督会見

2110月
10/21(水)、明治安田生命J1リーグ第33節が行われました。名古屋グランパスは日産スタジアムで横浜F・マリノスと対戦し、0-1で敗戦。試合終了後、グランパスを率いるマッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの監督会見に臨みました。

マッシモ フィッカデンティ監督


まず前半がチーム全体として調子があまり良くなかったかなと。その中でも、特に前線の選手に少し気持ちが感じられなかったというのが正直な思いです。内容的にも横浜F・マリノスがやりたい様なゲームとなってしまい、0-1という結果で終わったことにも、プレー内容が反映されているかと思います。

後半はバランスの取れた流れになったところで追いつくことができたのですが、残念な点の取られ方をしてこのような結果となってしまいました。それもある意味で納得のいくものと位置付けることができると思います。


この日程の中で選手たちが疲労を感じ、ケガ人も多いところでどうしてもプレーしてもらうしかないという部分もありました。もちろんそこは理解してあげなければいけないですし、選手のために応援してくださっている皆さまにも分かってもらいたいと思います。特に前半に関しては今シーズンの中で一番悪い前半だったという位置付けをしなければいけないと思います。この日程の中で、こういうコンディションの中で試合をしなければいけない中で、やらざるを得ないということを考えながらやらなければいけないと思います。


―後半始まってすぐに交代カードをきりました。ハーフタイムではなく5分ほどプレーしたところで交代したのにはなにか意図があったのでしょうか?

前半すごく苦しんだということを話させていただきました。そういう苦しい前半を闘った選手が、どういう気持ちで後半に臨んでくれるか、時間帯的には(交代は)あの時間でしたが、もう少し引っ張っても良かったかとも思いますし、そういう気持ちを見たいという部分がありました。それでも、全く変わらない形で後半が始まってしまったので、代えようと判断しました。


―先ほど日程の厳しさを話されました。やはり疲れの影響は大きかったのでしょうか?

問題提起や、これを大問題と位置付けしてもらいたいのではなく、今日はチームの調子が良くなかった。キレや精彩を欠いた理由がサッカーの中でいくつかある中で、単純に日程の影響が大きかったという、普通のことです。分析すればどういう選手が足りないかなど、いろいろな理由があると思います。チーム状態の話をする上で、今回の場合は日程の影響が大きかったというだけです。ほかのチームも日程のやりくりが厳しい中で、今日の試合(第33節)が本来の日程に入っていなかったところへ入ってきたということはありますし、この試合がなかった上で前後の試合がどう組まれていたかということはあったと思います。今後、日程が変更されることがないことを願いますし、試合に出られない選手を早く戻し、戦力をもう少し厚みがある状態として毎試合毎試合、なるべくいい状態でプレーさせられるようにしっかり取り組んでいきたいと思います。


―横浜FMの速い攻撃になんとか耐えていたように見えました。その中で前半にサイドから崩され、最後もサイド攻撃から得点を許しました。耐えきれなくなっていたのでしょうか?

先ほど話しましたとおり、日程的な部分でのコンデイションの影響は失点シーン以外にもありました。いつもならこちらが先に追いついているセカンドボールに対しても、取りにいけないシーンがありました。その中で相手の良さであるスピードを生かされた得点シーンに見えるところはあると思いますし、1点目に関してはそう言って問題がないと思います。2点目に関しては相手のスピードに乗った攻撃を褒める前に、我々が見直すべき部分が多くあったと思います。