本日4月23日(月)、チームはトヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施しました。練習終了後、櫛引一紀選手、和泉竜司選手、ランゲラック選手が取材に応じ、前節の振り返りや25日(水)に行われる明治安田生命J1リーグ第10節の清水エスパルス戦に向けた意気込みを語りました。
櫛引一紀選手
―神戸戦では3失点。守備陣としてどのようなことが必要だったのでしょうか?
一歩寄せるところとか、そういう少しの差でJ1の選手はゴールを決めてきます。寄せのところと、FWを自由にさせないところですね。
―J1のレベルを痛感した試合になったのでしょうか?
シュートを決めきるところはあります。FWを自由にさせてしまうと、なかなかミスはしません。そういうところは厳しくいきたいですね。
―練習では守備の組織化を図っているのでしょうか?
練習では切り替えを意識していますし、今日は守備陣だけで2対2のようなゴール前での練習を行いました。個人でやられないというところを、いかに高めていけるかだと思います。
―前線からのプレスがうまく掛かっていない印象があります。
相手もうまいので、前からいけない時間もあると思います。後ろはラインを高く保っていますけど、少し後ろに引いてセットしてからでもいいんじゃないかと選手間で話していました。そういう部分は自分たちが一番やりやすい方法を見つけられたらと思います。
―「最少失点で抑える」という考え方も必要になってくるのではないでしょうか?
失点しないことがベストです。J2の時は1点を取られても取り返せる力がありましたけど、J1になるとそう簡単ではありません。最近は先制されるシーンがすごく多いですし、そこから崩れてしまうことも多いです。最少失点というよりは、失点をしないというところですね。
―各対戦相手のグランパス対策が共通しているように感じます。それに対応するために、どのような意識を持っていますか?
ボランチに強く守備にきているのと、僕らのラインが高いのでその背後をしっかり狙ってくるというところを、どのチームも狙ってきていると思います。センターバックから一つ飛ばしてパスを出したり、出して寄ってを続けていかないといけませんね。単発でボランチにボールを付けるだけだと食われて終わるので、そういうところは意識しています。取れそうにない時はラインを下げて、後ろを蹴らせないようにしてから前を狙うとか、そういうところは選手で話し合って出てきているので。練習でできていても、試合でそういうところを見せていかなくては意味がありません。練習の段階ではよくできていると思います。
―次節では結果を残したいところです。
本当に1勝しなければ雰囲気も変わらないと思います。神戸戦ではたくさんのサポーターの方がアウェイに来てくれたので、申し訳ない気持ちがすごくあります。次の清水戦はホームで勝ちたいですね。
―連戦でフル稼働しています。コンディションに問題はありませんか?
多少の疲れがあると自分でも思っていますが、逆に試合に出たくても出れない選手もいます。ケガをしている(新井)一耀だったら「連戦でもやりたい」と言っていると思います。そういう選手たちの思いも背負っているので。試合に出させてもらっているというのは幸せなことだと思います。何とかみんなのためにも頑張りたいです。
―そういう意味では、昨日のオフはリフレッシュできたのでしょうか?
本当は練習でしたけど、急遽オフになってリフレッシュできました。何とか次の試合で勝ちたいですね。
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