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明治安田生命J1リーグ第13節 札幌戦後 監督会見

298月
8/29(土)、明治安田生命J1リーグ第13節が行われました。名古屋グランパスは札幌ドームで北海道コンサドーレ札幌と対戦し、0-0で引き分け。試合終了後、グランパスを率いるマッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの監督会見に臨みました。

マッシモ フィッカデンティ監督


すごくいい形で試合に入ることができたので、そこでリードできていたらという思いはあります。前半は(相手を)ほとんどゴールに近づかせない内容で45分を終えました。後半は、この日程の中ではどの試合もそうですが、こういう均衡した試合になるとお互いが勝ちを狙う状況で、どうしてもフォワードと中盤、ディフェンスの距離が長くなり縦長となってきます。そうなるとオープンな展開になり、引きこもって守るのではなく勝ちを目指す展開となります。その中でお互いにいくつかチャンスがありましたし、最後にこの試合を決めるエピソードとなるようなシーンもありましたが、ミッチ(ランゲラック)がしっかりと止めてくれました。負けに値するようなゲームでは決してありませんでしたし、そういう感想をここで言わないで済む、ある程度笑顔で札幌から名古屋へ帰ることができるよう、救ってもらえたと思います。


―後半の間延びの話もされましたが、今日は全般的に守備意識が高いことは良かったとは思いますが、前線との距離があるように感じました。攻撃面での課題を感じたのではないでしょうか?

いろいろな要素が絡んで今日のようなゲームになったと思いますが、その中で大きなリスクを伴ったプレーというもの、今日の対戦相手はほかのチームと比べてもそういう戦い方をしてくると思っていましたし、我々が攻めていても、(相手が)前線に選手を残しているというシーンもありました。そのバランスを取りながら勝利を目指す上で、状況によってはリスクを冒してでも攻めなければいけないところもありました。今日の試合だから、あのようなバランスで戦わなければいけないという判断を選手自身でもしながらやっていたと思います。その中で、最初はチャンスを作ることができていましたし、サポートがなく攻撃ができなかったという印象はそこまでありません。この日程の中で、これまでずっと同じメンバーで闘っていましたが、オ ジェソクが今日初めて試合のスタートから出ました。そういった選手がどんどん試合に出られるようになってきたら、チームの流れの中に入ってもらわなければいけません。今日の彼は良いプレーをしてくれましたし、そういう中でチームの層を厚くするという作業も同時にできたらと思います。


―今日の試合は「勝ち点3を奪えなかった」のか「勝ち点1を拾った」のか、どう捉えているのでしょうか?

「勝ち点1を得ましたが勝ち点2を失った」というのが正確な感想ではないでしょうか。皆さんが試合前に(記事に)書いてくれたように、私自身、札幌の地ではあまり運がありませんでした。終盤に失点して負けるということも多くありましたが、今日、その呪縛から解いてくれたことを選手に感謝したいです。今後、もう少し前向きな気持ちで札幌へ来ることができるようになると思います。勝ち点1と共に、そういう部分で流れを絶ってくれました。すごくいい気持ちで帰りたいと思います。