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明治安田生命J1リーグ第9節 神戸戦 前々日監督会見

194月

本日4月19日(木)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第9節のヴィッセル神戸戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。

※動画のみ有料となります。


風間八宏監督


―前日の勝利によって、選手に変化はありましたか?

変わったというよりも、行ったり来たりするのは当たり前なんだけど、着実に進歩している。すべての試合でトライできていたところ、逆にできていないところがあったりする。選手はその中を行ったり来たりしながら進んでいるのだと思うしね。若い選手はすぐに変わるし、年齢に関係なく、今まで知らなかったことを知るようになった。それから知るようになったことを自然に実行できるようになるのは、そう簡単にはいかないから。そういう意味で、行ったり来たり。その中で、昨日はそういうトライがすごく多かったということだと思います。


―選手層を厚くするという点で、収穫の多い試合だったのでは?

いつもやっていることをベンチも含めてやることができるので、そういうこともある。チームとして、全員で戦うという形をもっとできるようにしていかないといけない。それが選手層であって、武器でもあるからね。そこはずっと前から言っている。それが昨日の試合では何人もの個人が見られたのでね。そういう意味では収穫があったゲームだと思います。


―90分を通して、自分たちが試合をコントロールできたのでは?

11人でやるのではなく、14人で。そこまで選手を上げていかないといけないということです。それから、選手に今ずっと言っていることが、「二度、ミスを続けなければミスではない」と。それはトライになるんでね。そこのところは個人でミスをしない。それからチームでも、誰かがミスをしたら、次はさせない。そういうところを意識してやろうということです。そうすると、波がなくなってくると思うので。そういう意味では、鹿島戦もそうだし、昨日の試合もそうだけど、そういうのは少なかった。その意識はだいぶ変わってきたと思います。


―攻撃と守備がうまく一体となっていた印象があります。

それは当たり前のことで、ずっと言い続けていることではあるんだけども、そういうものがもっと明確になってくれば、いいのではないかと思ってね。トレーニングの中でも、ミーティングの中でも、いろいろなことをやっていますけど、選手がすごく意識をしながらやってくれたと思います。


―深堀隼平選手をどのように評価していますか?

本人がやろうとする意思はこっちまで伝わるようになったね。たぶんいろいろなことが少しずつ、試合をイメージしながらトレーニングできるようになってきたんだと思う。それは何でかというと、自分より下の選手もいるからね。そういうところで、もっとやらないといけないということを思ったのではないかと思います。まだまだ、みんなで選手を増やしていく、あるいは集団として厚みを持たせていくという段階ではあるんだけども、そういうところの相乗効果かな。だから、彼一人だけではないと思う。チームの中で、そういうものが少しずつ変わってきている、ということだと思います。


―フォーメーションの変更にはどのような意図がありましたか?

変化というか、何をするかはその時なのでね。そういう意味で、選手の特長であったりとか、ケガ人がいっぱいいるので、どうしたら厚みを増せるかとか、いろいろなことを考えながらやることなので。 (理由は)一つではない。たくさんの要素があってやっていくことなのでね。それがシステムの作り方だと俺は思う。


―週末のリーグ戦に向けて、うれしい悩みが増えたのでは?

昨日は選手が自分を表現してくれたのでね。それはすごく良かったし、ウォーミングアップからものすごく高い集中力でやっていたのでね。そこのところは全員をすごく評価できると思うね。こうなっていかないといけないし、これが普通になっていかないといけない。もっと争いも起こらないといけない。そこはずっとテーマというかね。言った通り、昨日は全員がものすごく自分に集中してくれたので。それがしっかりつながったので、良かったと思います。


―負傷者の復帰も追い風となりますね。

それはまだ分からないけど。いつも言っている通り、今日どうか、明日どうかは分からないのでね。そこは短絡的には考えていないけど、そういうことになれば、選手が増えるというか。みんなで戦う集団としては、どんどんケガ人が戻ってきてくれた方がいいに決まっているわけだから。そこは期待していますよ。


―チーム全体にいい雰囲気が漂っているのでは?

一番最後の壁に当たっているなら別だけど、そうではなくまだまだ構築段階なのでね。そういう意味では、このチームは良くても良くないし、悪くても悪くないから。全然ここがゴールではないんでね。そういうものに対して一喜一憂して、これがこうだっていう選手たちではないと思う。一番は、何かで自分たちが大変だと思っているのではなく、悔しいだけだから。それだけだと思うから。それだけの感情は当たり前で、持ってもらわないと困るしね。それはクラブも持っているし、みんなが思っていることだから。そういう悔しさが少し晴れたくらいじゃない(笑)。だけど、まだまだこれではしょうがないので。そこのところは続けていく。ただ、俺たちは頭の方まで一喜一憂することはないし、何を言ってもガタガタするチームではないのでね。そこのところはしっかりと構築していかないといけないし、まだまだやることは山ほどある。まだまだ選手のレベルも上げていってもらわないと困るしね。そこはさっきも言ったけど、良くても良くない。悪くても悪くない。その連続だと思います。

(残り: 622文字 / 全文: 2964文字)

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