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明治安田生命J1リーグ第12節 川崎F戦後 監督会見

238月
8/23(日)、明治安田生命J1リーグ第12節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムで川崎フロンターレと対戦し、1-0で勝利。試合終了後、グランパスを率いるマッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの監督会見に臨みました。

マッシモ フィッカデンティ監督


まずどちらのチームにもオープンな時間帯があり、それぞれ狙いに合わせてプレーしている、そういう両チームの間で素晴らしいゲームが行われたと思います。スタートから川崎Fが良く、あそこでゴールが決まっていたらというシーンがあった試合の流れでした。ただ、どの時間帯でも我々にも多くのチャンスがありましたし、双方のGKが素晴らしいプレーをして、(我々は)相手に得点シーンを作られませんでした。素晴らしい流れでパスを何本もつなぎ、ボールのないところの動きも良かったですし、その中からゴールシーンではしっかりと決めることができました。どちらもいい状況で、我々がチャンスをものにしたという印象です。

 

後半は、連戦の疲れがありました。今日は特別な試合だという位置づけを皆さんはされていたと思いますが、やはり我々は連戦の疲れがあり、コンディションをみるとやはり厳しいなという印象はありました。今日もハーフタイムを過ぎ、後半が始まったあたりから感じましたが、耐えられるまではその形で耐えたいなと。前田(直輝)選手は柏戦あたりからずっと足に痛みがありますが、できるところまでやってくれと送り出しました。ハーフタイムにも「まだやらせてくれ」と前田選手自身から言ってもらいましたし、そういうプレーを彼はやってくれました。後半の最初の方は川崎Fも前へと重心を傾けたプレーで、まずは取り返すぞという戦いでしたが、受けきれるところまで受けたいと。ただもう本当にぎりぎりというところで交代策を使い、前田選手を代えて形も変え、オ ジェソク選手を入れて成瀬(竣平)選手を前に配置しました。山﨑(凌吾)選手も入り、通常こういう試合展開では残り10分くらいから何度も(相手に)チャンスがあり、10で逃げきるという展開が多いですが、終盤はボールを拾えるようになって、我々にも何度かチャンスがありました。相手もずっとチャンスを狙っていましたが、終盤は安心して試合を見られました。それぞれが時間帯に合わせた役割を理解してくれたと思います。

 

ー今日は非常にタフなゲームとなりましたが、ある程度想定内だったのか、あるいは想定外の展開だったのでしょうか?

疲労は、前半を終わった段階から選手が徐々に感じたと思います。ずっと同じメンバーで闘わざるえない状況で結果を求めていますし、米本(拓司)選手、阿部(浩之)選手はあと1週間でなんとか起用できる状況まで回復できそうで、そこを目指しています。太田(宏介)選手、ジェソク選手もまだスタートから1試合プレーできるかわからないという部分もあります。そういう中で、もちろん同じようなプレーをしていても疲れが溜まります。ただ、川崎Fを相手に試合を終わり「タフなゲームだった」という戦いができていなければ、試合には負けていたと思います。しっかりとタフな戦いをしようと試合に入り、それをやりきってくれた。素晴らしいゲームだったと思います。