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JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第4節 広島戦後 選手コメント①

184月

4/18(水)、JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第4節が行われました。名古屋グランパスはパロマ瑞穂スタジアムでサンフレッチェ広島と対戦し、2-1で勝利。試合終了後、深堀隼平選手、押谷祐樹選手、秋山陽介選手が試合を振り返りました。


深堀隼平選手


―ゴールの場面を振り返ってください。

イメージ通りでした。抜け出しとボールの質、タイミングのすべてが理想通りで、ピッタリ合いました。少し眩しくてボールがあまり見えなかったんですけど、感覚でコントロールしました。走りながらボールを見るという状況で、感覚で止めて、流し込むことができました。


―ゴール後はさらに自信を持ってプレーしていた印象です。

少し疲れていましたが、ゴールでアドレナリンが出たのかもしれません。疲れが少し回復して、その後も自分の持ち味が出せた場面がありました。2点目、3点目が取れれば良かったですね。そこはまた次の試合で狙っていきたいです。今日は1点を取れたということが良かったと思います。


―同点に追いついてから、深堀選手を狙うパスが増えたのでは?

最初は動き出してもなかなかボールが出てこない場面もありましたが、そこで降りていったら相手の思う壺です。自分の持ち味は裏に抜け出すスピードなので。(タイミングが)合わなかったとしても、10本走って1本でも合って、それが点になれば僕の勝ちだと思います。無駄な走りは一つもありません。その一本を狙って、僕は走り続けるだけです。それがゴールのシーンで出たのだと思います。


―前回の広島戦とは異なり、90分の中で結果を出しました。

前回は35分で、今回はスタメンからでした。なので、時間はあると思っていました。途中で交代するかもしれないですし、何分出られるかは分かりませんが、心の中で「時間はある」と余裕を持てていました。調子がいいと感じていたこともあります。負けている状況でも、冷静に動けていました。


―プロ初ゴールを決めた広島が相手ということで、落ち着いてプレーできた部分もありましたか?

いいイメージは持てていました。“広島キラー”という記事も見ていたので、「決めたらかっこいいな」と思っていましたね。なので、決めることができてすごく良かったです。


―自身初のフル出場でした。

フル出場して勝ったのはプロになって初めてでした。サポーターの皆さんもすごく喜んでくれましたね。何よりも試合後のロッカールームで「次また頑張ろうぜ」というポジティブな空気も生まれます。そういう意味で、「勝つってやっぱり気持ちいい」と思いました。自分のゴールで追いつくこともできましたし、今までにない日になりました。こんなに気持ちのいい試合ができたのは、プロになってから初めてです。


―ロングボールで抜け出してのゴールというのは、今シーズンのグランパスにはない形でした。

チーム全体でやっているのは、細かいパスを出して動くというものです。その中で、自分の特長は裏への抜け出しや、相手の最終ラインと駆け引きをする部分だと思います。監督からは、その部分を「もっと出していけ」と言われています。いい意味で、短いパスを細かくつなぐ輪に入らずに、一瞬の隙であったり、ゼロコンマ何秒の相手の目が離れた時を、90分間常に狙い続けることが僕の仕事です。自分は裏に抜けるという、今までにあまりないタイプだと思っていますし、その点では誰にも負けてはいけないと思っています。今日はそれが自分の武器だと示せたと思います。


―同点弾によって、チームに勢いが生まれました。

ゴールや惜しいシーンによって、相手は(グランパスには)裏を狙う攻撃もあるという印象が残ったと思います。僕の動きで相手のラインを下げさせたことによって、中盤であったり、本来のスタイルというのが出しやすくなったのではないかと思います。それは僕の狙いでもありました。なので、自分にボールが出てこなくても、みんながやりやすくなったのであれば良かったと思います。


―佐藤寿人選手との2トップは今までにない形でした。どのような手応えがありましたか?

練習からもやっていました。寿人さんは経験もある方なので、試合中でもプレスの掛け方や僕の動きについて、「もっとこうした方がいい」と常に言ってくれていました。やりにくさなどは全くなかったですね。むしろ寿人さんとの2トップにやりやすさを感じました。


―ジョー選手とのコンビネーションはいかがでしたか?

ジョーがいない時はロングボールにそのまま抜け出すというのが多かったです。ジョーが入ることによって、そこを目掛けてロングボールを蹴り、後ろに逸らせて僕が裏に抜けるなど、パターンが増えました。そこはすごく相性がいいと思います。ピッチの中でも、「俺が逸らすからお前は裏に抜けろ」とコミュニケーションを取りました。やりやすかったですね。


―この試合をリーグ戦につなげていきたいですね。

この前はスタメンで悔しい思いをしました。今回は結果を残せたので、またリーグ戦でゴールを決められるように、練習からやっていきたいと思います。

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