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山﨑凌吾「自分たちのサッカーを貫くことが大切。首位突破できるように全力でプレーする」(MDPインタビュー)

118月
8月12日(水)に行われる2020JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第3節の川崎フロンターレ戦を前に、山﨑凌吾選手にマッチデープログラムのインタビューを実施。ここまでの戦いぶりやチームとしての手応え、今節への意気込みを聞いた。


ルヴァンカップ前節の清水戦はリーグ戦で今季初黒星を喫したあとに迎えました。

山﨑 負けを引きずらないためにも、負けたあとの試合は大事になります。しっかり気持ちを切り替えて、短い準備期間の中でも全員でいい取り組みができたと思います。試合の立ち上がりは難しい展開になりましたが、結果的に3−0で勝利することができました。個人としてもゴールという結果を残せて、チームの勝利に貢献できて良かったです。


試合序盤に難しい展開となってしまった原因はどこにあったのでしょうか?

山﨑 チーム全体に固さがあって、奪ったボールを簡単に失ってしまう場面がありました。また、相手がシステムを変えてきたことで、ミスマッチが起こる状況になっていました。慣れるまでに少し時間が掛かってしまったと思います。


難しい展開の中でも前半に点を取れたことが大きかったと思います。

山﨑 前半終了間際のあの1点がポイントになったと思います。それまで押し込まれる時間があった中で、GKやDFを中心に守ってくれて、あの時間帯に先制点を取れたことが後半のいい展開につながったと思います。


今季は攻守のバランスがいいと思います。

山﨑 攻撃のための守備、守備のための攻撃というか、いい時のグランパスはそこがつながっていると思います。そこから速い攻撃ができている時に点を取れています。前線の選手が前からプレッシャーを掛けることでDFを助けられていると思いますし、逆に後ろがしっかり守ってくれるから前線の選手も前にいきやすくなっています。そういう関係性は試合ごとに良くなっていると思います。


まさにその速い攻撃の形から、山﨑選手のアシストで2点目が生まれました。

山﨑 相手に捕まらないようなポジションを取っていました。相手から奪ってすぐに(ジョアン)シミッチ選手がいいボールをつけてくれたのでイメージどおりにターンできましたね。ターンした時にマテウス選手がいい動き出しをして、最後は素晴らしいゴールを決めてくれました。時間帯も含めて、チームにとって大きな得点になったと思います。


自身も試合終了間際にゴールを挙げました。

山﨑 途中から入った(石田)凌太郎がいいクロスを上げてくれました。凌太郎がもたらしてくれたゴールだと思います。


石田選手がサイドで仕掛けた時に相手DFとの駆け引きがありました。

山﨑 凌太郎はドリブル突破が特長の選手です。彼のプレーをイメージし、ああいった動き出しでニアに入れて良かったと思います。


グランパス加入後初得点となりました。

山﨑 心境的には「ようやく取れた」という感じです。ただ、90分間をとおしてのプレーのクオリティーはまだまだ上げていかなければいけません。今までゴールできるチャンスもあった中で決めきれていなかったので、この得点をきっかけにいい流れに持っていけるようにしたいですね。


今シーズン加入してからここまで闘ってきて、改めて感じるグランパスの強みは?

山﨑 能力の高い選手が多く在籍していて、その上でチームとしてオーガナイズされていることだと思います。速い選手やドリブルが得意な選手など、それぞれが特長を出しながらやれていることが、いい結果につながっていると感じます。僕自身、もっとチームの力になれるようにやっていきたいです。


湘南在籍時の2018年にルヴァンカップ優勝を経験されています。カップ戦のタイトルを獲るために必要なことは?

山﨑 2018年は夏に湘南に加入したのでプライムステージからの出場となりましたが、リーグ戦に出ていなかったメンバーで闘い、グループステージを突破したという話を聞いていました。やはりチーム全員の力が必要になると思います。


今節はプライムステージ出場を懸けた直接対決となります。重要になることは?

山﨑 とにかく勝ちにいくことです。引き分けでの突破を考えるのではなく、勝利して首位でプライムステージに進出できるように闘うことが重要だと思います。


川崎Fの印象はいかがですか?

山﨑 勝ち続けていて、今一番勢いのあるチームだと思います。ただ、川崎Fが相手だからといってブロックを敷いて守りに入ってしまうと、チームのバランスが崩れて結果もついてこないと思います。自分たちのサッカーを貫くことが大切だと思います。


この重要な試合をホームで迎えます。

山﨑 ホームで闘えることは大きいです。ホームゲームは絶対に勝たなければいけないと思っています。しっかり勝ってプライムステージにいけるように頑張りたいと思います。


今は拍手での応援となっていますが、ファミリーの力は感じていますか?

山﨑 もちろんです。うまくボールがつながっている時もそうですし、前線で素早くボールを奪い返す時もファミリーの皆さんは拍手してくれます。僕たちと一緒に皆さんも闘ってくれている感覚があります。そこは大きなアドバンテージですし、力になっています。


どんなプレーを見せたいですか?

山﨑 まずはグランパスの一員として求められることをしっかりやること。そしてチームがプライムステージに進めるように精一杯プレーしたいと思います。


改めてファミリーの皆さんにメッセージをお願いします。

山﨑 パロマ瑞穂スタジアムで闘えるので、皆さんの後押しを受けながら、プライムステージ進出を決められるように全力でプレーします。今日も応援よろしくお願いします。


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