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明治安田生命J1リーグ第9節 浦和戦後 監督会見

88月
8/8(土)、明治安田生命J1リーグ第9節が行われました。名古屋グランパスは豊田スタジアムで浦和レッズと対戦し、6-2で勝利。試合終了後、グランパスを率いるマッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの監督会見に臨みました。

マッシモ フィッカデンティ監督


高いレベルで高いクオリティーのゲームを今日はできたのではないでしょうか。特に前半、5-0というスコアと共に内容も伴ったゲームだったと思います。前半、どの部分が良かったかを具体的に言うと、後ろから組み立てるということで、「浦和レッズはこうくるのでは」と考え準備していたことをしっかりと続けました。どう奪いにいくか、そういう面ですごくいいプレーができ、あのようなスコアになったのではないかと思います。前半の最後の方に(ジョアン)シミッチ選手が少し足首を痛め、後半始まってすぐに交代させなければいけなくなりました。あとでまた、どのような状態なのかチェックしなければいけませんが、痛みがあったため形を変えざるを得ない交代をしたあとで、こちらがやりたかったことを簡単にはできなくなりました。スムーズさというものが少しなくなった印象はありますが、チームとして安定していました。正直、前半で今日のゲームは決まっていたと思いますが、90分しっかりとプレーをしました。どの状況でも得点を狙いプレーするということはわかってもらえたかと思います。そういうスピリットを後半も持ち続け闘いました。スコアについて欲を言えば、チャンスを作れたところであと2得点くらい決めていれば、後半もいい形でもっとゴールを増やせたのではないかと思います。しかし、こういう試合で贅沢を言っても仕方がないのかなとも思います。

 

今日みたいなゲームを毎回できるかと言えば、その力はチームにはあると思っています。ただ単に練習するのではなく、メンタルの部分で本気で闘ったことにより、こういう結果が出たと思います。浦和レッズのようなビッグクラブを相手に今日のようなゲームをできたことが、たまたまではなく「本当に上位にいけるんだ」というサッカー、もっと欲を持って「自分たちはこういうサッカーができるんだ」という部分が今日は出たと思います。今日の感覚を大事に、忘れずに取り組み続けてもらいたいと思います。

 

ー今日は4得点を挙げた前田直輝選手の活躍が素晴らしかったと思います。どういった部分が良かったのでしょうか?

もちろん、4得点がたまたまということはありません。「本当に素晴らしかった」と私が言うからではなく、皆さんと同じ気持ちで、素晴らしかったと思います。その中で、1人で決めたゴールがあったかと言えば、周りの選手全員が絡み、皆でチャンスを作り出した上で今日は彼が得点を決めました。得点がなかった選手も含め、オフェンス陣だけではなくチーム全体が機能したことで今日のようなゲームとなりました。前田選手に対してはこれだけの素晴らしいプレーをしたことを褒めたいと思いますが、チーム全体で、全員で得た結果だということを分かち合い、喜びたいと思います。