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JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第2節 清水戦 前々日監督会見

38月
8月3日(月)、チームはトヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、8月5日(水)に行われるJリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第2節の清水エスパルス戦に向けて、マッシモ フィッカデンティ監督が記者会見を行いました。

マッシモ フィッカデンティ監督


ー連戦が続く中でカップ戦を迎えます。選手起用はどのように考えていますか?

前田(直輝)や金崎(夢生)が試合中の接触プレーで受けたものは、1日、2日は練習を避けてしっかり休ませたほうがいいかなという状態です。決して大きいケガではないですが、この日程でカップ戦の清水戦があります。そこに向けて無理をさせず、休ませようと思っている選手はいます。そういった部分があるので、この日程でカップ戦だからメンバーを変えるというより、最初から抜かなければいけない選手がいると思っています。そういう状況のもとですが、出れる選手が試合に出て、やるべきことをやればいいと思っています。


ー前節は普段試合に出ていない選手が途中から出場しました。そういった選手たちの評価はいかがですか?

まずチームの状況として、先ほどの話に戻ってしまいますが、前田や金崎は浦和戦には間に合うかなと。金崎に関しては万全の状態でもカップ戦はルールの関係で出場できません。(ガブリエル)シャビエルが浦和戦に間に合うかギリギリくらいかなと。もし間に合わなくてもその次には大丈夫だと思います。米本(拓司)と阿部(浩之)はもう少し時間が掛かるかなというところで、誰が出るかというよりは残っている選手全員が出れる状態でないと困ります。そういった意味で全員がスタンバイしていると思います。総力戦という形でいかないといけないと思います。


ー清水とはリーグ再開初戦で対戦しました。

前回対戦した時と、今のメンバーは違う形でやっていると思います。本来センターバックである選手をサイドバックに配置して、4バックのうち3人がセンターバックを本職にしている選手でやっています。ボランチもケガから復帰したなど事情があると思いますが、しっかりと構えているボランチの選手が出場している状態で、結果を残しているのでそれがベースになっていると思います。それにプラスして前には起点になる選手を置かず、素早い選手が入れ替わりながらプレーしている印象です。我々と対戦した時とはベースになるものが変わっていると思います。明後日はどういう選手でくるか読めない部分があるので、リーグ戦で対戦したことはそこまで参考にならないと思っています。


ー今シーズンのルヴァンカップはグループステージが3試合になった中で、1勝しているアドバンテージがあると思います。この大会をどう位置づけていますか?

残り2試合あり、4チームに突破の可能性があるという状況です。我々はまずはルヴァンカップのグループステージを突破したいと位置づけています。ただ、その中でこの日程ですし、ケガ人が何人かいる状態で、ユースの選手も何名か含めてやっと18人のメンバーがそろうような現状です。その中でリーグ戦にも出場しなければいけない選手が何名かいますので、そういった選手に90分やらせることができるのか。そのあと2日空いただけで浦和戦もあります。そういった事情を考えた上でうまくマネージメントしなければいけません。次戦に対しても全力投球で全部やってはいけないという部分があると思いますので、チームとしては全員でこの試合に勝利して突破するためにやりたいというのはありますけど、どうしてもこの日程を頭に入れたうえで回していかなければいけません。その両方の考えをうまくあわせながら勝利を狙っていきたいと思います。


ー二種登録の選手も感染症対策も踏まえて出場できる状態なのでしょうか?

我々と一緒に活動していますし、Jリーグの公式のPCR検査やクラブ独自に行っているPCR検査を彼らも毎回受けています。ほかの選手と同じような生活をしているので、彼らも問題はなく、全員が大丈夫という全員に含まれていると思います。


ーリーグ戦で出番の少ない選手は試合に飢えていると思います。彼らがリーグ戦のメンバーを脅かすような期待感などは持っていますか?

彼らのことは練習で毎日のように見ていますので、本来の実力を発揮できればどれだけできるかはわかっています。サッカー選手は自分が試合に出場できる機会があった時、そこでどれだけ力を発揮できるかが求められます。今日、チーム全体に向けたメッセージとして、あえて自分の置かれている立場という言い方をしますが、それを一試合でひっくり返すことは求めていないと。みんなができると考慮した上で、今回はこのメンバーでこのゲームを闘ってくれとピッチに送り出すので、それぞれが自分の役割をチームのサッカーにあわせてしっかりやること。なにか特別にアピールしようというものは、チームのためにプレーするということを考えると少し違います。ただ、全員に出場機会を作ってあげたいと常に思っているので、今回、彼らがJリーグでもやれるというものを見せられる機会になるといいなと思っています。もちろんチームが勝つためにもそれが必要なのでそうやってくれることを願っています。

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